第15回アジア競技大会
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ニュース  大会最終日:12月7日

男子シングルス、王皓が初優勝 〜馬琳との同士打ちで圧勝〜

   男子シングルス決勝は、馬琳vs王皓という中国勢の同士打ちとなり、4−1で王皓が馬琳に快勝してアジアチャンピオンとなった。



王皓がアジアチャンピオンに

 男子シングルス決勝、馬琳(中国)vs王皓(中国)
 いよいよ今大会の最終試合となった男子シングルス決勝は、馬琳と王皓という中国を代表するペンホルダーの対決となった。
 ゲームは立ち上がり、同士打ち特有の微妙な空気が支配する中で馬琳が先制攻撃を仕掛けて6-0とする。中盤、王皓が中陣から両ハンドドライブを放って9-9に追い付くが、馬琳が回り込みドライブをクロスに決めて11-9で先行する。第2ゲームは王皓が馬琳のバックにループドライブをかけてからの展開で4-8とする。馬琳はレシーブから攻めてジュースに持ち込むが、王皓が先手を取って連取して10-12で奪い返した。
 第3ゲームに入ると王皓の動きにキレが出始める。小さく止めて次球を狙い3-7とリードすると、チャンスで動いて攻めて4-9と引き離し、4-11でこのゲームも連取した。
 このまま流れを決めたい王皓と、追い付いてメンタル勝負に持ち込みたい馬琳。先手争いでストップの応酬となり5-5に。7-7から激しいクロスの打ち合いを王皓が制したところで馬琳がタイムを取る。このあと馬琳が9-8とひっくり返すが、王皓に連続してネットインが出てジュースにもつれ込んだ。互いに攻め合って12-12となるが、王皓が馬琳のループを裏面ライジングで決めて12-13とリードしたところでタイムアウト。一息入れて落ち着いた王皓、フォアに逆横下回転サービスでエースを決めて12-14で奪い取り、アジアタイトルに王手をかけた。
 接戦をことごとく取れない馬琳は、王皓に攻めさせてブロックとフィッシュに徹して7-3とリードする。中盤王皓がサービスを生かして攻め込んで9-7と追いすがると、裏面ブロックを決めて9-10と逆転した。最後は王皓が馬琳のループドライブを狙い打って9-11でゲームセット。
 王皓は同士打ちを4−1で快勝して金メダル獲得。アジア王者の栄冠を手にした。



王皓が果敢に攻めて金メダル

馬琳は防戦で銀に終わる・・・


勝利をグッと握りしめる

女子シングルス、郭躍がアジアの女王に 〜帖雅娜と接戦を振り切る〜

   女子シングルスは帖雅娜(香港)と、郭躍(中国)の対戦となり、激しい高速ラリーをフルゲームで制した郭躍がアジアの頂点に立った。



郭躍がアジアの女王に

 女子シングルス決勝、帖雅娜(香港)vs郭躍(中国)
 昨日の準決勝で王楠に競り勝った帖雅娜と、中国の牙城を肩に背負った郭躍の対戦は、大接戦となる。
 立ち上がり、郭躍がラブオールから猛烈な攻めを見せて5-0とリード。まったく緩めない展開で9-2と引き離して、11-3で先行する。第2ゲームは帖雅娜のバックハンドが入り出して7-7に。帖雅娜がバックに強打を放って8-10とするが、郭躍がサービスから攻めてジュースに追い付く。ここで帖雅娜がサービスエースを決めて10-11とすると、しっかりドライブを止めて10-12で奪い返した。
 第3ゲームは再び郭躍が攻め込んで帖雅娜のフォアサイドをつぶす。4-0から9-4と一気に離して11-4で取り、2−1とリードする。すると第4ゲームは郭躍が帖雅娜の速い攻撃を前陣ではね返して8-3とする。ここから開き直った帖雅娜がライジングの両ハンドを決めて9-8と追い付き、10-9の場面で中国がタイムアウトを取る。しかし帖雅娜がフォアクロスに連打してジュースに。11-11の場面で帖雅娜が郭躍のループを狙って11-12とすると、フォアストレートにライジングを決めて11-13でこのゲームを取り返した。
 勝負所の第5ゲームは、序盤郭躍が6-3とリードするものの、中盤に自滅して7-7になる。ここで郭躍が踏ん張って帖雅娜の猛攻をしのいで10-8とすると、フォアハンドを連発して11-9で取り、先に王手をかけた。しかし第6ゲームは郭躍の攻めと帖雅娜のブロックが互角の展開で3-3、4-4、5-5と競り合う。ここから帖雅娜がレシーブから強気のライジング強打を左右に決めて6-8とリードすると、7-9、8-10とリードを保って8-11で取り返し、帖雅娜が逆王手をかけた。
 いよいよ勝負は最終ゲームにもつれ込む。なんとしてもタイトルが欲しい郭躍、立ち上がりからスパートをかけて猛然と攻めかかり3-0。4-1となったところで香港ベンチがタイム。しかし郭躍が帖雅娜に払わせて回り込みドライブをクロスに抜いて5-1でチェンジエンド。昨日はここからまくった帖雅娜だが、郭躍の鋭い動きに得意のパターンを作れない。郭躍は左右のドライブからミドルを突いて9-2と一気に引き離すと、最後まで攻め抜いて勝負を決めた。
 結局11-2で郭躍が勝利を収めて、念願のビッグタイトルをゲット。98年の王楠、02年の張怡寧と受け継がれたアジア女王の称号を、見事に郭躍が手にした。



郭躍が猛攻で振り切った

帖雅娜、わずかに及ばず・・・


熱戦制して笑顔のガッツポーズ

混合ダブルスは馬琳・王楠が優勝 〜韓国ペアに打ち勝つ〜

   混合ダブルス決勝は中国ペアvs韓国ペアの対決となり、2003世界王者の馬琳・王楠が、李廷祐・李恩姫を4−2で下して優勝した。



王楠と馬琳がミックスを制す

 混合シングルス決勝、馬琳・王楠(中国)vs李廷祐・李恩姫(韓国)
  立ち上がりは探り合いの展開となるが、3-3から馬琳が回り込みドライブを決めて6-3と引き離して、このままリードを広げて11-5で先行した。第2ゲームは韓国ペアが李廷祐のドライブと李恩姫の逆モーションプレーを決めて1-6とする。まともに行くと互角に打ち込まれる中国ペアは、うまく横回転を入れたつなぎで打たせて7-6と逆転すると、中国ペアが攻めに転じて10-7に。しかしここで韓国ペアがうまく止めて10-9と追いすがると、李廷祐が回り込んでクロスに抜いてジュースに持ち込んだ。この大事な場面、李廷祐が台上プレーをミスすると、続いて李恩姫がツッツキをミスして中国ペアが2−0とリードを広げた。
 あっさり負けるわけにはいかない韓国ペアは前陣で攻めて0-4とリード。ここで中国ペアが柔らかいつなぎでミスを誘い7-5に追い付くと、中国ペアが攻め込んで7-6となり韓国がタイムアウト。このあと8-8となるが、馬琳がまさかの2本連続ミスで離されて、8-11で韓国ペアが1ゲームを奪う。
 第4ゲーム、引き離したい中国ペアと追い付きたい韓国ペアの思いがぶつかって一進一退となり4-4、5-5、6-6と競り合う。馬琳がしっかりとしたレシーブで8-6とリードするが、韓国ペアがフォアでしっかり動いて8-8とすると、両者譲らず10-10にもつれる。ジュースに入っても一歩も引かずに打ち合って17-17となるが、18-17から馬琳が懸命の飛びつきドライブをクロスに決めて、中国ペアが19-17でものにして金メダルに王手をかけた。
 あとがなくなった韓国ペアは、李恩姫のプレーがさえて1-4とリード。ここから王楠が厳しい配球で李廷祐に攻めさせず、馬琳が動いてドライブを決めて7-7に追い付く。しかし7-8で王楠がチャンスボールを空振りすると、韓国ペアが打ち合いを制して8-11でこのゲームを取り返した。
 流れに乗って追い付きたい韓国ペアは、李恩姫が馬琳をうまく封じて1-3とする。しかし中国ペアが揺さぶりをかけて4-3と逆転すると、5-4、6-5と点差を保つ。ここで李廷祐が中陣からフォアハンドドライブを連発して7-8にひっくり返す。しかしゲームオールにしたくない中国ペアは何とか辛抱して韓国ペアのミスを誘って9-8と再逆転。最後は馬琳が回り込みドライブをクロスに決めて11-8で中国ペアが勝利を手にした。



中国ペアが要所で決めた

韓国ペアは見せ場作るも・・・



勝利を手にしてガッチリ握手

今大会の模様は・・・ 〜卓球レポート2月号に掲載〜

 今大会の詳しい模様は 2月号(1/20発売予定)に掲載予定。