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卓球レポート バックナンバー

オリンピックでは2大会連続で決勝に進みながら優勝を逃す屈辱を味わったが、横浜の地でついに世界の頂点に立った。「2度のオリンピックでの失敗と挫折から、練習に励み、メンタルを調整することも学んだ。次はロンドンオリンピックを目指す」

Cover Model:王皓(中国)
戦型別ステップアップレッスン

卓球レポートの看板技術企画『戦型別ステップアップレッスン』が、バタフライ・ホームページとコラボレーション

【photo story】 鼓動:beat

 鼓動の高まりが治まらない。カメラを持つ手が汗ばんでいる。自分がすごく興奮しているのがわかった。ピントを外さないように、広角レンズを握り直した。
 ファインダーの先では、松平健太(青森山田高)が馬琳(中国)を追い詰めている。息詰まる攻防に、会場のボルテージも上がっている。
 第50回世界選手権横浜大会(個人戦)。男子シングルスに出場した松平は、1回戦でカラカセビッチ(セルビア)、2回戦で呉尚垠(韓国)、3回戦でR・ガルドシュ(オーストリア)と、(当時)世界ランキングで格上の選手を連破し、ベスト16まで勝ち進んだ。
 迎えた4回戦の相手は、北京オリンピック金メダリストの馬琳。これまで倒してきた選手とは、別格のレベルを持つ選手だ。しかし、ここでも松平の両ハンド攻撃は止まらない。ゲームカウント1ー3とリードを許した場面から、第5ゲーム、第6ゲームを取り、最終ゲームへ。松平は出足で4対1とリードしたが、最後は9対11で敗れた。
「松平は非常に能力があり、潜在能力も高い選手だ。最終ゲームのスタートでリードされたときは、『負けるかもしれない』と思った」と馬琳。ベンチの劉国梁監督は、「最終ゲームでタイムアウトを取ったとき、馬琳に『これはオリンピックの決勝だと思って戦え』と言った。今日の松平は100パーセント以上の力を出していた。素晴らしい選手だ」と松平を称えた。

(続きは卓球レポート7月号誌上でご覧下さい)

【カラー技術特集】これが、世界最強プレーだ!!

 世界選手権横浜大会(個人戦)の男子シングルスは混戦が予想された。しかし、いざ大会が始まってみると、王皓(中国)の圧勝に終わった。アテネ、北京と2大会連続でオリンピックの男子シングルス決勝で苦渋をなめた王皓は、そのうっぷんをフォアハンドと裏面打法の両輪に託し、まるで無人の荒野を行くがごとく優勝まで突き進んだ。
 今月のカラー特集では、世界選手権横浜大会で撮影した膨大な連続写真の中から、王皓の強さが際立つプレーをピックアップ。大会で猛威を振るった裏面フリック(払い)や、フォアハンドとバックハンド(裏面打法)のスムーズな切り替えなど、世界一を手にした王皓のプレーを紹介する。

■ミドル前のボールを裏面フリック
■ツッツキに対する裏面ドライブ
■フォアハンドドライブ
■両ハンドの切り替え
■裏面ドライブの連続攻撃

【カラーインタビュー】岸川聖也・水谷隼 経験と戦略と平常心。銅メダルの背景について。

 日本卓球界にとって12年ぶりとなる男子ダブルスのメダルを獲得したのは、2人の若き才能だった。
 第50回世界選手権横浜大会(個人戦)男子ダブルスの準々決勝。シンガポールのペアを破り、日本中の卓球ファンが待ち焦がれた歓喜の瞬間、普段はクールな岸川聖也(スヴェンソン)と水谷隼(明治大・スヴェンソン)は全身で喜びを表現した。
 ドイツ・ブンデスリーガへの挑戦、全日本選手権大会3連覇、そして北京オリンピックでの屈辱......。多くの経験を積み、苦境や挫折を味わいながら、若くして日本卓球界の未来を託されてきた2人は今、歓喜の先に何を見つめているのか。
 メダルまでの長い道のりとあわせ、胸の中にある様々な心境を聞いた。

【カラーインタビュー】国際卓球連盟 アダム・シャララ会長

 5月1日、世界選手権横浜大会(個人戦)の期間中に国際卓球連盟のアダム・シャララ会長にインタビューを行った。
 横浜大会の印象、混迷しているラバーの後加工問題、これからのビジョンなど、シャララ会長が話してくれたことを掲載する。