2022 カタログ

2008年に登場し、卓球をより回転量の多い、よりスピードの あるスポーツに変えた『テナジー』。バタフライの研究開発 部はその『テナジー』が大ヒットラバーの称号を獲得する前 に、次のラバーに向けて早くも動き出していました。それは、 「今までにないものを」「世界の先端を」そして「選手を勝利 へと導くより高性能なラバーを」という純粋な思いが突き動 かすものでした。 『テナジー』の開発で蓄積した多くのノウハウをもとに研究 は進められました。目標とする性能に到達するために約5年、 その後、安定した品質を追求するために4年という時間を必 要としました。それは、性能と品質は相反関係にあることが 多く、たとえ目標の性能値に達しても、品質を追い求めると 性能が落ち、配合の種類や生産条件を変えればゼロからの スタートになるからです。品質を保ちつつ、目標の性能に再 度近づける作業を、根気強く繰り返しました。 作製されたスポンジとシートの組み合わせサンプルは500 種類を超えました。バタフライの研究員はもちろん、張継科、 水谷隼、ティモ・ボル、荘智淵などトップ選手たちが携わった 試打にも、何百時間も費やされています。良い性能の値を示 したり、試打で良い感触を得られたりしても、品質面をクリ アできずにお蔵入りになったサンプルは少なくありません。 そうした長く厳しい道のりを歩んだ末、『ディグニクス』は 2019年に誕生したのです。9年という歳月の間に、研究の評 価・測定方法が細かくなり、正確さが向上したことは、高性 能ラバーの開発成功の大きな要因となりました。樊振東、オ フチャロフ、林昀儒らは、進化した用具を使いこなし、他を圧 倒するような、鋭くて力強いプレーを見せています。今後は 彼らのようなスーパースターたちと『ディグニクス』が、卓球 をよりダイナミックなスポーツに進化させるでしょう。 進化が圧倒する。 「 回自 ス転 分 ピ にの ー と融 ド っ合 と てが完璧」 ―樊振東(中国) 37

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