バタフライカタログ 2024

バタフライ・ラバーのテクノロジー ゴムの分子にテンションを与えることでエネルギーロスを抑え、スピード性能やスピン性能、コントロール性能が大きく向上。世界のトップ 選手が求める高性能を実現しました。『ブライス』(廃番)は世界初のハイテンションラバーとして、1997年にバタフライが発売。2008年 に登場した『テナジー』シリーズが世界を席巻するまで、最先端ラバーシリーズとして名を馳せました。 搭載ラバー ディグニクス シリーズ、テナジー シリーズ、グレイザー シリーズ、ロゼナ、ブライス ハイスピード、ラウンデル シリーズ インパーシャル シリーズ、ラージストーム シリーズ、フェイントAG スプリング スポンジ スプリング スポンジX 変形しやすさと弾みを追求 スプリング スポンジの最大の特徴は、ボールを �つかむ�感覚。大きな気泡を内包したスポンジ が、バネ(スプリング)のように縮んでボールをは じき出します。回転やスピードを思うがままに支 配し、コントロールする感覚を与えてくれる、驚 異のスポンジです。2008年に登場した『テナジー』シリーズに搭載され、現在 でも世界中で広く支持されています。 安定して強い回転を生み出すには、スポンジが変形し、ボールをつかむことが 求められます。また、打球のスピードを出すには、スポンジに高い弾性がなく てはなりません。 一般的に、変形しやすさを求めてスポンジを軟らかくすると、ボールをはじき 返す力が小さくなります。一方、スポンジを硬くして弾性を高めると、変形量が 小さくなりボールをつかみづらくなります。 2008年登場の『テナジー』に搭載された「スプリング スポンジ」は、「変形の しやすさ」と「弾性の高さ」という2つの性質を両立した点において、画期的な スポンジでした。 変形のしやすさと弾性の高さを、それぞれさらに向上させた「スプリング スポ ンジX」は、ラバーにより高い性能をもたらします。 搭載ラバー テナジー シリーズ、ロゼナ 変形しやすさと弾みをさらに追求 さらなるスピードとスピンを生み出すために、よ り変形しやすくより弾むスポンジを追求しました。 『ディグニクス』シリーズに採用された「スプリン グ スポンジX」は、『テナジー』シリーズに採用 された「スプリング スポンジ」に比べて、ボール が食い込むときの変形しやすさが約14パーセント、はね返るときの反発弾性 が約3パーセント向上しています。この差は打球の威力において大きな違いと なって現れます。 搭載ラバー ディグニクス シリーズ、グレイザー シリーズ 約14%UP 約3%UP ボールが食い込むとき ボールがはね返るとき 変形しやすさ 反発弾性 表面強度と球持ちを向上させるシート配合技術 変形しやすさと弾みを追求したスポンジ 打球に威力をもたらす 耐久性向上の配合技術を研究し、摩耗耐久性(シートの強度)を倍以上に向上※ させました。また、弾力を維持したまま、柔軟性を高める独自配合により、球持 ちもよくなっています。 ※バタフライ独自のラバー強度試験の結果から判断 ラバーは打球するたびに表面が摩耗していきます。右の画像は打球を同じ箇所 に一定回数当てた後の写真ですが、従来のラバーは表面の摩耗が激しいのに 対し、この配合技術を用いた『ディグニクス』の表面はそれほど荒れていないこ とがわかります。この結果が、シート表面の摩耗耐久性の向上を示しています。 搭載ラバー ディグニクス05、ディグニクス80、ディグニクス64、グレイザー 同じエリアに同じ回数、ボールを当て続けたときの表面状態 ※この実験ではディグニクス05を使用 拡大写真は顕微鏡で観察倍率1000倍にしたもの ディグニクス※ 従来のラバー ハイテンション 8

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