選手サポート2012年入社 文学部卒業坂本 夕佳
選手時代に出会ったタマスの社員を見て入社を希望し、現在は選手サポートを担当。選手の気持ちと会社の方針の両方を大切にする、プレッシャーの大きい選手サポート業務に長年従事する秘訣を聞いた。
私は小学生の頃から卓球をやっていました。それから大学まで卓球を続け、大学3年生の時に出場した全日本卓球選手権の混合ダブルスでは優勝も経験しました。このまま選手を続けながら働くという道もあったのですが、自分の性格的に選手か仕事かどちらかに集中したいと考え、就職することにしたんです。
それまで本当に卓球しかしてこなかったので、周囲から情報を集めて、卓球経験をプラスに生かせそうだと感じたタマスへのエントリーを決めました。
入社前は正直どんな仕事があるかも分かっていなかったのですが、選手サポートの仕事は自分が実際に試合会場で出会ったタマスの社員がやっていた仕事だったので、そのイメージから自分にもできることがあるかなと思い希望しました。
縁あって入社が決まり、研修後の部署配属も希望通り選手サポートを行う部署でした。しかし配属後に約1年、研究開発を行う部署での研修があったのです。
これは選手サポートという仕事柄、用具の基礎知識が重要だったり、選手からの感覚的なフィードバックを数値的な情報に変換して社内に連携する必要があったりという面で研修が必要だという会社の方針でした。
会社の予想通り、私は卓球経験があるものの、それまでは手の感覚やボールの軌道で用具の良し悪しを判断していたため、それを数値とすり合わせるのはとても容易ではありませんでした。
1年の研修は、同じ部署でも今のところ私しか経験していない異例の長さで、やっていることは楽しかったものの、正直なところ研修中は「いつ終わるんだろう」と思ったこともありました。しかし、終わって選手サポートの業務につくと、研修で得た知識によって「選手の感覚」と「自分の感覚」と「用具の数値」をすり合わせることができるようになっていることが分かりました。
長期研修はこの仕事をする上で必要な学びの期間だと気付かされましたね。
今の業務は、契約選手と会社の間に立ち双方の橋渡しをする仕事です。選手サポートというと一見華やかな業務に見えるかもしれませんが、契約内容の交渉をする際に選手にとってポジティブではない話をしなければならない場面もあります。
そういうときに、選手だけの意見を尊重したり会社だけを優先したりしようとすると、仕事としてはとても簡単なんです。
私自身が卓球選手だった経歴があるので、もちろん選手の気持ちも分かるし、タマスに入社して10年以上がたち会社の立場もよく理解できるようになりました。そのため、どちらの想いも大切にしたいという信念から、それを両立する難しさに直面することは少なくありません。
また契約の話だけでなく、選手の使う用具をうまく調整して提供し、選手の結果に結びつけることが最大の使命だと思っているので、そのプレッシャーも常に感じています。
卓球は細かい感覚の調整が大切なスポーツなので、選手からの細微な要望を受けて用具を調整するやりとりが実に半年以上続くこともあります。しかし、その細かい部分を追求することがタマスの研究知識が増えることにもつながりますし、選手にとってはタマスと契約するメリットでもあります。
人生をかけて勝負の舞台に立つ選手と日々向き合うことになるので精神的な負担もありますが、契約選手がバタフライの用具を使って試合に勝つところを見ると、それまでの苦労が全て吹き飛ぶくらいうれしいです。結果が出るということは用具もよかったということなので、そこは本当に報われますね。
これからも目の前の選手と真っ直ぐに向き合い、しっかり結果に結びつけていきたいです。
50%
ラケット・ラバー使用率
※世界卓球2019ブダペスト大会
180人
従業員数
※2023年12月1日現在
1950年
創立
数字で見るバタフライ
バタフライを数字でご紹介いたします。
50%
ラケット・ラバー使用率
※世界卓球2019ブダペスト大会
180名
従業員数
1950年
創立
4拠点
海外拠点
(ドイツ・中国・韓国・タイ)
280名
契約選手数
41歳
平均年齢
43歳
管理職の平均年齢
4%
離職率
※過去10年間の新卒採用者
125日
年間休日数
14日
平均有給休暇取得日数
100%
産休復帰率
※過去10年間の実績
6:4
男性:女性の割合
6:4
文系:理系の割合
6:4
卓球経験:未経験の割合
6:4
新卒:中途の割合
※2023年12月1日現在
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