2月23日に行われたTリーグ女子のTOP名古屋対日本ペイントマレッツの試合は3対1で日本ペイントマレッツが勝利したが、この試合において日本ペイントマレッツの選手起用に違反があったことが分かった。
Tリーグの出場選手は、一定期間の世界ランキングや大会成績から、「S」「AAA」「AA」「A」の4段階にランク分けされている
最高ランクは「S」で世界ランキング10以内、オリンピック、世界卓球のシングルス3位以内または団体優勝がこれに該当する。続いて「AAA」は世界ランキング20位以内、オリンピック、世界卓球のシングルスベスト8が該当。「AA」は世界ランキング50位以内、全日本卓球ベスト16が該当し、それらを満たさないが実力を持つ選手が「A」と区分される。
さて、Tリーグの試合では「Sランクが8マッチデー以上に出場」「AAAランク以上がすべてのマッチデーに出場」「Aランクは1マッチデーにつき2名まで」などの決まりがある。
2月23日に日本ペイントマレッツが違反したのは「Aランクは1マッチデーにつき2名まで」という項目だった。この試合における日本ペイントマレッツの出場選手は次の通り。
馮天薇(Sランク)
蘭曦(Aランク)
松平志穂(Aランク)
相馬夢乃(Aランク)
Aランクの選手が3人出場してしまったのだ。一方、対戦したTOP名古屋の出場選手はハン・イン(Sランク)、鄭怡静(Sランク)、徐孝元(AAAランク)、安藤みなみ(AAランク)だった。
試合は3対1で日本ペイントマレッツが勝利。日本ペイントマレッツは、選手ひとりひとりは頑張って格上の選手から勝利を挙げたわけだが、選手起用の規程には違反してしまった。今件に関する処分は、後日、Tリーグより報告されることになっている。
ちなみに、日本ペイントマレッツは、他チームに比べてAランク選手の人数が多い。日本ペイントマレッツでは、9人のうち5人がAランク選手と、半数以上がAランク選手なのだ。
他のチームのAランク選手は、木下アビエル神奈川2人、日本生命レッドエルフは3人、TOP名古屋1人となっている。
文=川合綾子
[Tリーグ情報]
Tリーグ 日本ペイントマレッツの違反について
2019.02.25

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