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世界卓球2019ブダペスト こんなところにハンガリー三銃士

 世界卓球の期間中にはさまざまな会議が開催されるが、それらの会議が行われる会議室の名称がおもしろい。"ハンガリー三銃士"と呼ばれたヨニエル、クランパ、ゲルゲリーの名や、ハンガリーの名将ベルチックの名が、会議室の名前に使われているのだ。[István Jónyer Meeting Room/Tibor Klampár Meeting room/Gábor Gergely Meeting room/Zoltán Berczik Meeting room]

 ヨニエル、クランパ、ゲルゲリーはいずれもシェーク攻撃型。1979年世界卓球選手権平壌大会の男子団体で中国の3連覇を阻止し、ハンガリーに27年ぶりの優勝をもたらし、"ハンガリー三銃士"と呼ばれた。
 ヨニエルはダイナミックなフォアハンドドライブが特徴で、「ヨニエルといえばパワードライブ、パワードライブといえばヨニエル」と評された。1975年世界卓球選手権カルカッタ大会では男子シングルスの世界チャンピオンとなっている。クランパは前陣でのプレーを得意とする天才肌の選手だった。ゲルゲリーは豪快なスイングで放つ両ハンドドライブが特徴だった。
 ベルチックはカット主戦型で、選手時代は世界卓球では1957年ストックホルム大会と1959年ドルトムント大会でハンガリーの団体準優勝に貢献した。引退後は指導者に転身。ヨニエル、クランパ、ゲルゲリーを鍛え上げ、1979年世界卓球選手権ピョンヤン大会でハンガリーを男子団体優勝に導いた。

 写真は1979年世界卓球選手権平壌大会の男子団体表彰式。左端からゲルゲリー、クランパ、ヨニエル。右端がベルチック。

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