卓球の世界ランキングが、2021年から新制度になることが国際卓球連盟（ITTF）より発表された。2021年からの世界ランキングでは、大会ごとのランキングポイントを変更。WTT（World Table Tennis）グランドスマッシュの優勝者は、オリンピックの優勝者、世界卓球選手権大会の優勝者と並ぶ最高ポイントが付与されることになった。
各大会の優勝者に付与されるランキングポイントは次の通り。各大会2位以下のランキングポイントなど、詳細は追って発表されることになっている。
【各大会の優勝者に付与されるポイント】
グランドスマッシュ 2,000点
世界卓球選手権大会 2,000点
オリンピック 2,000点
WTTカップ・ファイナル 1,500点
ワールドカップ 1,500点
WTTチャンピオン 1,000点
WTTスターコンテンダー 600点
大陸カップ 500点
大陸選手権大会 500点
WTTコンテンダー 400点
総合競技大会 100点
国際大会 100点
世界ユース選手権大会 75点
WTT未来のスターカップ 75点
WTTユーススターコンテンダー 60点
WTTユースコンテンダー 20点
新しい世界ランキングでは、若年カテゴリーの大会の成績から付与されるランキングポイントの取り扱いが変わるようだ。これまでは、若年カテゴリーの大会（世界ジュニア選手権大会など）の成績は、年齢別の世界ランキング（21歳以下、18歳以下、15歳以下）にのみ反映されていた。2021年からは、若年カテゴリーの大会（世界ユース選手権大会、WTTユースなど）の成績で得たランキングポイントが、世界ランキング（シニアのランキング）に反映されることになるようだ。詳細は追って発表されることになっている。
なお、新しい世界ランキングでは、発表の頻度も変わるようだ。これまでは毎月発表されていたが、2021年からは週に1度（火曜日）の発表となるようだ。
【参考：これまでのランキングポイント 2020年9月15日付】
