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卓球 ダニエラ・ドデアンアカデミーカップ 
「この小さな町で開催できたことを誇りに思います」

 ダニエラ・ドデアンアカデミーカップが2023年5月25〜28日に開催された。会場は、ダニエラ・モンテイロ・ドデアン(ルーマニア)が故郷のアラド(ルーマニア)に開設した卓球アカデミー「ダニエラ・ドデアンアカデミー」。オープニングセレモニーにはアラド市長も駆けつけた。
 大会にはルーマニア、ハンガリー、セルビア、モルドバ、イタリア、ドイツの6カ国から150人の選手が参加。U11、U13、U15、U19の団体戦と個人戦(シングルス)が行われた。





 大会を終え、ダニエラ・モンテイロ・ドデアンは次のように述べている。
「第1回大会は、私たちにとっても、私たちの町にとっても大成功でした。このような素晴らしいイベントを、この小さな町で初めて開催できたことを、私は本当に誇りに思います。子どもたちは、初めて来てプレーし、素敵な賞を獲得するチャンスを得たことを、とても喜んでいました。U15で優勝した女の子は、うれしさのあまり涙を流していました......。
 子どもたちにバタフライの用具を贈ることは、子どもたちの願いでもあるのです。バタフライの支援で賞が与えられ、子どもたちの幸せを見られることを、とてもうれしく思っています。
 私は両親を亡くし、人生の中で非常に困難な時期を過ごしました。しかし、このトーナメントを開催し、子どもたちの喜ぶ姿を見ることで、この困難な時期を乗り越えることができました。来年はもっと多くの子どもたちに参加してもらい、もっと多くの賞を与え、子どもたちのために、より良いイベントにしたいと思います。
 バタフライが私のキャリアに与えてくれたすべてのものに感謝します。 梅村礼さん(タマス・バタフライ・ヨーロッパ)、バタフライと共に、私の卓球の知識は大きく向上しました。今も私を支えてくれているバタフライに心から感謝しています」


 ダニエラ・モンテイロ・ドデアンはルーマニア代表として活躍。世界卓球は2006年から2019年まで合計13大会に出場、オリンピックは2008年北京から4大会連続出場の実績を持つ。カデット、ジュニア時代にはヨーロッパチャンピオンに輝き「アラドの虎」と呼ばれていた。
 2022年に地元の大学と提携した施設「ダニエラ・ドデアンアカデミー」を開設。自身の選手としての活動は継続しつつ、第二のドデアン、あるいはそれ以上の選手を育てるべく、主として子どもたちを対象とした選手育成も手がける。



写真提供=ダニエラ・モンテイロ・ドデアン
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