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全日本ホープス・カブ・バンビの部 ~神戸で開催~

 7月22~24日、平成23年度全日本選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)が、グリーンアリーナ神戸で開催され、各地の予選を勝ち抜いた選手たちによる熱い戦いが繰り広げられた。


ホープス:出雲と加藤が優勝

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出雲は初の全国タイトル
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女子は加藤がホープス2連覇

 ホープスは小学5、6年生のカテゴリー。プレースタイルの確立している選手も多い。男子は出雲卓斗(石川・鳥屋クラブジュニア)、女子は加藤美優(東京・TKOクラブ)がそれぞれ優勝を飾った。
 優勝を狙ってきたという男子の出雲は、準々決勝でカット主戦型の竹崎千明(高知・First Step)をツッツキとカット打ちで粘り倒すと、準決勝で昨年度カブチャンピオンの金光宏暢(岡山・六番卓球)との打撃戦もゲームオールで制し決勝に進出。決勝では昨年度ベスト4で今大会第1シードの木造勇人(愛知・美崎クラブ)を相手に、一進一退の攻防が続く中、積極的な攻撃で先手を取り、初の全国タイトルを手にした。
 女子は5年生ながら昨年度ホープスチャンピオンに輝いた加藤美優が、平野美宇(山梨・ミキハウスJSC山梨)と、決勝で4度目の対戦。分のいい平野が有利かと思われたが、サービスから先手を取り、ラリーでも攻撃的なプレーを見せた加藤がホープス2連覇を飾った。

 男子は3位に金光宏暢と高見真己(岐阜・美崎クラブ)が入賞。女子は伊藤美誠(愛知・豊田町卓球スポ少)と木村香純(千葉・トトロクラブ)が入賞した。



カブ:宇田と皆川が優勝

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宇田は抜群のボールタッチ
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皆川はミスの少ないプレーで初優勝

 カブは小学3、4年生のカテゴリー。男子は宇田幸矢(東京・Meiji c.s.c)、女子は皆川優香(大阪・浜寺アスリート?楽部)がそれぞれ初優勝した。
 男子の宇田は抜群のボールタッチの良さと多彩な技術で柏竹琉(岡山・T.Cマルカワ)を圧倒。バンビに続いて2つ目のタイトルを手にした。
 女子決勝はミスが少なくバランスの良い両ハンドドライブの皆川がバンビチャンピオンの長?美柚(神奈川・岸田クラブ)と対戦。皆川はパワフルなドライブで長?を圧倒。長?は動きが良く、フォアハンドの強打も冴えたが、皆川は安定感のあるプレーで長?を押さえ込み、初の全国タイトルを手にした。

 男子は3位に津村優斗(鳥取・明治Jr.卓球クラブ)と曽根翔(兵庫・卓栄Kid's)、女子は出雲美空(石川・鳥屋クラブジュニア)と三村梨奈(兵庫・三村TTC)がそれぞれ入賞した。



バンビ:張と木原が優勝

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張は両ハンドドライブを強化
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木原は1年生で優勝

 バンビは小学2年生以下のカテゴリー。小さな選手用に通常よりも10センチ低い卓球台で行われる。男子は昨年度バンビチャンピオンの張智和(宮城・仙台ジュニアクラブ)が2連覇、女子はバック面異質攻撃型の木原美悠(兵庫・ALL STAR)が初優勝した。
 男子の張は、このカテゴリーでは群を抜いて両ハンドでしっかりと攻撃ができる選手。決勝ではフットワークとフォアハンドで攻める今泉蓮(静岡・細江卓研)を圧倒し、2連覇を達成。6連覇を予感させる大器だ。
 女子の木原は、1年生ながら昨年度3位の中森帆南(兵庫・河西ギャラントム)をストレートで下し優勝。中森は両ハンドのバランスのいい選手だが、木原のバック面異質に苦戦した。

 男子は3位に佐藤匠海(福島・富久山卓球クラブ)と谷垣佑真(兵庫・華兵卓球)、女子は萩井菜津子(青森・PPKジュニア)と村上宝(愛媛・大西卓研Jr.)がそれぞれ入賞。



今大会の模様は・・・ ~卓球レポート9月号に掲載~

 詳しい記録は、日本卓球協会のHPをご覧下さい。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

 なお、今大会の模様は 9月号(8/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:佐藤孝弘(卓球レポート編集部)

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