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ジャパントップ12 ~高木和卓と若宮三紗子が初優勝!!~

 2月11日、東京都の墨田区総合体育館で大林カップ第17回ジャパントップ12が開催された。男女それぞれ12名が出場し、優勝賞金100万円をかけて争うこの大会、男女とも新チャンピオンが誕生した。

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男子は高木和卓が初優勝

 男子優勝は高木和卓(東京アート)。伊積健太(中央大)、村松雄斗(エリートアカデミー)を下して決勝トーナメントに進むと、準決勝で時吉佑一(時吉スクール)、決勝で大矢英俊(東京アート)を下して初優勝を果たした。
 高木和は11月の全日本社会人選手権大会で3位、12月の代表選考会で2位、1月の全日本選手権大会でベスト8とコンスタントに好成績を挙げていたが、シングルスでの優勝には手が届いていなかった。今回、シングルスのタイトルを獲得し「最近は調子がよかったが、勝ち切れていなかった。今大会は、日本代表選手は出場しなかったが、それでも強いメンバーばかりで、その中で優勝できたことはうれしい。全日本が終わってから今日までの練習やトレーニングがよくできたことが勝因だと思う」と語った。
 奇しくも、今大会が行われた墨田区は高木和の出身地。小学校6年生まで暮らした思い出の地で最高の結果を残した。なお、高木和はこの後、2月14日に開幕するクウェートオープンに出場することになっている。
 2位の大矢は、チキータからチャンスをつくって強力なフォアハンドドライブを連打。ファイティングスピリットあふれるプレーで観客を引きつけたが、12月の代表選考会に続きまたもや高木和に敗れてしまった。
 3位の塩野は、準決勝の大矢戦でマッチポイントから逆転を許してしまったのが惜しまれる。同じく3位の時吉は鮮やかな攻撃を繰り出して予選リーグを抜け、実業団選手のベスト4独占を阻止した。


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女子は若宮三紗子が初優勝

 女子の優勝は若宮三紗子(日本生命)。谷岡あゆか(エリートアカデミー)、松澤茉里奈(淑徳大)に快勝して決勝トーナメントに進み、準決勝で藤井寛子(日本生命)、決勝で田代早紀(日本生命)と同士打ちを連続で制して初優勝を遂げた。「今大会を通して落ち着いて試合ができた。得点を取られても焦らず、次のプレー、次の戦術を冷静に考えることができた。また、攻めたい場面で攻めていくことができたのが勝因だと思う」と若宮。準決勝の藤井寛子戦では第7ゲーム8対9とリードされながらもレシーブから強く攻めていくプレーを見せ、そのまま11対9と逆転して勝ち切った。
 2位の田代は、藤井優子に勝って若宮に敗れるという、12月の代表選考会と同じ結果になった。決勝の第6ゲームは7対10とマッチポイントを握られてから9対10と追い上げていたが、相手のタイムアウトを機に、流れを持っていかれてしまった。
 3位の藤井寛子はコース取りが素晴らしく、準決勝の若宮戦でも相手をノータッチで抜く場面が何度も見られたが、最後の最後で勝ち切ることができなかった。同じく3位の藤井優子(日本生命)は予選リーグで石垣優香(淑徳大)をゲームオール17対15という激戦で下し、姉(寛子)の全日本選手権大会のかたきを取る形になった。
 なお、女子はベスト4すべてを日本生命が独占した。この4人のうち若宮と藤井寛子がクウェートオープンに出場することになっている。

今大会の模様は・・・ ~卓球レポート4月号に掲載~

 今大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

 なお、今大会の模様は 4月号(3/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:佐藤孝弘、川合綾子(卓球レポート編集部)

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