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苦しみながらもDグループの1位通過を決める

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 男子日本の相手はスロバキア。この試合がDリーグの最終試合になり、3対1以上で勝てばリーグの1位通過が決まる。

 日本は午前中のロシア戦と同じ水谷、丹羽、松平賢二というメンバーを起用。1番の水谷はセレダに先に2ゲームを取られるという予想外のスタートになったが、そこから3ゲームを取って逆転勝ち。サービスをうまくレシーブされ、逆に相手のサービスをうまくレシーブすることができず接戦になったが、それでも負けないところが水谷の強さだ。

 2番の丹羽は、独特のリズムからの変則的な攻撃と強烈なバックハンドを持つカイナートに1対3で敗れた。カイナートのバック側にボールが集まってしまい、それをショートスイングのバックハンドドライブで狙われてしまった。

「初対決で想像していたよりも強かったというのが本音です。同じような前陣で速く攻めるタイプで、サービスも効かなかったのでやっていて勝てる気がしませんでした。自信をなくしました」とは丹羽の敗戦後の言葉。

 3番は松平対バルトン。実は、同時刻に行われているベラルーシ対クロアチア戦の結果でベラルーシが3対0で勝てば、日本はスロバキアに3対1以上の結果で勝たなければDリーグを1位通過することができず、2位通過となる。この時点でクロアチアはロシアに2対0とリードしていたので、日本は3番の松平の勝利が絶対に必要になっていた(結果的にはその後にクロアチアは3番が負けてしまった)。

 その松平はバルトンに1対2とリードされて絶体絶命のピンチに立たされたが、ゲームオールに持ち込んで最後は逆転勝ち。今大会の試合の全て(4試合)を3対2で勝つという粘り強さを見せた。

 そして、4番に登場した水谷はカイナートを全く寄せつけずにストレート勝ち。この結果日本はDグループの1位通過を決めた。

 次の試合は明後日に行われる決勝トーナメント準々決勝。これまでの相手よりもレベルの高いチームと当たることは確実だ。

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