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中学選抜大会 愛工大附属と武蔵野が優勝

第14回選抜大会が3月25~26日、奈良市中央体育館(奈良)で開催された。出場できるのは1,2年生のみで、中学選抜は1複4単の団体戦で1選手が重複して出場できないので6~8名のチーム構成で行うため多くの学校にチャンスがある大会だ。今年も全国から予選を勝ち抜いた48校が日本一を争って熱戦を繰り広げた。

 

【男子学校対抗】愛知工業大附属中(愛知)が初優勝

 

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 決勝は昨年と同じ対戦カードとなった。8連覇10度目の優勝を狙う青森山田(青森)に挑戦したのは2年連続で愛工大附属(愛知)。昨年は0対3で敗れた愛工大附属だが、今年は木造、松山、髙見、大西と粒ぞろいの選手をそろえて優勝を狙ってきた。対する青森山田は三部、及川が卒業して、戦力ダウンの感は否めない。それでも決勝まで危なげなく勝ち上がってくる様はさすが王者の風格だ。
 試合は1番で木造が蛭田をストレートで退けると、2番は松山祐季対羽佳のハイレベルなラリー戦。お互いに1歩も引かない試合展開で1発のパワーで勝る羽佳が2−1とリードしたが、松山が快速両ハンドで2ゲームを取り返し逆転勝ち。しかし、ダブルスは沼村・佐藤が太田・松山洋季をきっちり3-0で破り、1点を返上。2台進行で4番、5番が同時進行だったため、5番で大西が五十嵐を破り愛工大附属の勝利は決まったが、4番の髙見対吉田も続行。吉田もラリーで粘り強さを見せたが、決定力で勝る髙見が3-1とし初優勝を決めた。
 監督に就任してから5年目を迎える真田監督は「めちゃくちゃうれしいです。東京選手権大会が終わってから、ずっと中学選抜の準備をしてきました。初日を終えて、明日が楽しみと思えたのは今大会が初めてのことでした」と初の全国優勝に満面の笑みをたたえた。
 

 

 

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 2位の青森山田は8連覇を逃したが、予選リーグでは1ゲームも落とさない強さを見せた。羽佳(写真)はエースとして活躍。
 3位は1回戦で明徳義塾(高知)を破った明豊(大分)と準々決勝で出雲北陵(島根)を破って2年連続ベスト4入りを果たした尾久八幡(東京)。明豊の芝田(写真左)は1回戦で明徳義塾の寶金をゲームオールの熱戦の末に破りチームの勝利に貢献。尾久八幡の田中・洞毛(写真右)は安定した強さで2年連続の3位に貢献した。
 

 

【女子学校対抗】 武蔵野(東京)が11年ぶりの優勝

 

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 女子決勝は武蔵野(東京)と横浜隼人(神奈川)の関東勢対決となった。武蔵野は1,2番でエース格の鹿股、田巻(写真)が2点を挙げ一気に王手。しかしここから横浜隼人が粘りを見せ、3,4番を取り返し勝負はラストに。ラストは武蔵野の2年生永井が堅実な両ハンドで林をストレートで退けて優勝を決めた。武蔵野は平成13年度の第3回大会以来、11年ぶり2回目の優勝となった。
 太田監督は「みんなで一生懸命やったことが身になったという感じです。決勝は関東対決で負けたくはないということで、みんな一丸となって優勝したいという気持ちがあったので頑張れました。いつも練習していることをやりきるように言いました。実力では横浜隼人さんの方が上だと思いますが、いろんな方に支えてもらって優勝することができました。まさか優勝するとは思ってなかったので一生懸命やっているといいことがあるんですね」と選手たちの健闘をたたえた。
 

 

 

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 2位の横浜隼人は準決勝で昨年優勝の明徳義塾(高知)を破って決勝に進出。三浦(写真上)は接戦の末に小脇を破る健闘を見せた。
 3位は就実(岡山)との古豪対決を制して準決勝に進出した明徳義塾。2連覇を目指したが、横浜隼人の勢いを止めることができずにベスト4止まりとなった。写真左はエースの熊中。右田(山口)は突出した選手はいないものの全員が一生懸命プレーする姿が印象的だった。写真右はパワフルなドライブを放つ高原。

 

詳しい記録は第14回全国中学選抜卓球大会ホームページに掲載されています。
第14回全国中学選抜卓球大会:http://sports.geocities.jp/tt2013nara/

今大会の模様は卓球レポート5月号(4月20日発売)に掲載されます。

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