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2013年世界ジュニア選手権ラバト大会最終日⑦ 男子単、張禹珍が驚異の初優勝

12月1~8日、ラバト(モロッコ)で開催されている第11回世界ジュニア選手権大会の最終日、男子シングルス決勝は、中国勢を撃破して決勝に勝ち進んだ韓国の張禹珍が周愷も破り、驚くべき才能の存在を世界に知らしめた。
 

張禹珍は優勝カップを頭上高くに掲げた

オールラウンドプレーで観客を魅了

周愷には中国最後の1人という重荷が

世界ジュニア名物にはしたくない台上パフォーマンス

■男子シングルス決勝
張禹珍(韓国) 6,-8,7,14,4 周愷(中国)

韓国から恐るべき才能が現れた。団体戦ではポーランドのディヤスに敗れるなど精彩を欠き、韓国もベスト8という不本意な成績に終わったが、個人戦では男子ダブルスでも決勝に勝ち残り、シングルスでは優勝と尻上がりに調子をあげ大会終盤に一気に爆発した。梁靖崑、孔令軒と中国の1,2番手を撃破、村松のカットにもスピードドライブでフォアを攻めるといううまさを見せた張禹珍が決勝で周愷と対戦。オーソドックスな右シェーク攻撃型の周愷に対して、張禹珍はサービス、台上プレーでレベルの高い技術を持ち、中陣からは威力のある両ハンドドライブ、さらに、下げられてからも後陣からのロビング、フィッシュ、反撃とオールラウンドにアイデアのあふれたプレーを見せた。試合は序盤から軽快に攻めた張禹珍が先行するが、周愷も下がらずに反撃し1対1に。威力のあるフォアハンドドライブで攻めた張禹珍が第3ゲームを取ると、第4ゲームは接戦の末ジュースにもつれ込む。ここで1点1点緊張感の高いプレーの末、集中力を切らさなかった張禹珍が16-14とし優勝に王手。ミスを恐れずに守勢に回る周愷を攻めきり驚異の初優勝を遂げた。中国の3選手と村松を破ったことは彼の実力が本物であることの証明としては十分だろう。
優勝が決まると張禹珍は歓喜のあまり台に飛び乗り、韓国の応援団にアピール。ジュニアの大会ならではの(?)光景で幕を閉じた。

日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com

今大会の模様は卓球レポート2月号に掲載します。

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