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2014年世界ジュニア選手権上海大会3日目④ 男子団体も決勝は日中対決

大会3日目は男女団体の決勝トーナメントが行われた。男子団体準決勝は日本対中華台北、中国対韓国の2試合が行われ、日本と中国が決勝に駒を進めた。
 

酒井がトップバッターで値千金の先制点

エース村松、最後の世界ジュニアで日本を牽引

田㔟監督の日本ジュニア男子、決勝へ
 

<男子団体決勝トーナメント準決勝>
 日本 3−0 中華台北

○酒井 -9,5,10,-8,7 楊恒韋
○村松 4,8,5 王泰崴
○坪井 10,-6,10,7 彭王維

トップの酒井はカウンターの得意な中華台北のエース楊恒韋との対決。カウンター合戦となるが、酒井は得意のバック対バックでなかなか優位に立てずにゲームオールに。最終ゲームは1球1球の厳しさで勝った酒井が制し貴重な先制点を挙げた。
今大会、安定した強さを見せる村松はここでも切れたカットで相手の攻撃ミスを誘い、甘いつなぎのボールは見逃さずに攻めてストレートで勝利。
3番坪井はチキータからの展開で思うように得点できずに苦しむが、フットワークを使った堅実なプレーで2つのジュースを制して3対1とし、日本の決勝進出を決めた。

■田㔟邦史監督のコメント
「酒井が1番でいい雰囲気をつくって踏ん張ってくれたと思います。酒井が勝った時点で日本が優位に立つことは間違いなかったので、酒井がチームを引っ張ってくれたかなと思います。
タイムアウトは負けて1本リードされてからのタイムアウトは取ったとしても、リードしているのは相手なので、できるだけその前にこちらが1本、2本リードしている、ここが勝負だというときにタイムアウトを取るのと、その前のポイントで自分がサービスを持って2失点している場合などに取るなどのタイミングで取ることを意識しています。あとは、(選手が判断を)間違えたなと思った瞬間に取ったりですね。
ボールは38mmから40mmになったり、セルロイドからプラスチックに変わったりしていますが、台の大きさは変わってないじゃないですか。なので、今回の合宿では、コースを厳しくしなければ世界で勝つことはできないをテーマにやってきたので、サービスもレシーブも打つときも常にコースを意識しなさいと、選手が自然に考えるように意識付けしてきました。
長かったのか短かったのかわかりませんが、ようやく明日は世界一を取れる舞台に立てるので、明日は思い切って全員声がかれるまで声を出す、脚が動かなくなるまでボールを追いかける、世界一に向かって思い切ってチャレンジしようと言いました。選手もより攻撃的なプレーに、ポジティブになってきていい雰囲気なので、明日は思い切ってやります!」
 

 

于子洋は鋭い両ハンドドライブで決勝進出に貢献

中国、地元上海での優勝にまた一歩近づいた

<男子団体決勝トーナメント準決勝>
中国 3−0 韓国

○于子洋 5,5,5 趙勝敏
○梁靖崑 -5,6,10,10 金民赫
○呂翔 6,9,10 朴康賢

準々決勝で台に指をぶつけた于子洋だが、プレーに影響はない様子。地元のプレッシャーをはねのけるように声を出してプレー。鋭いドライブで趙勝敏を一蹴。
パワーでは今大会随一の梁靖崑だが、サービス、レシーブで優位に立てないとラリーに強い選手には多少分がよい程度に落ちてしまう。それでも、きっちりと要所で得点を逃さず、ジュースを制して中国が2点目。
サウスポーの呂翔は前の2人に比べると劣る印象だが、思い切りのよいプレーで朴康賢の前陣ドライブにカウンターを決めてストレート勝ち。開催国のプレッシャーはあるだろうが、実力で大きくリードする中国が余力を残して決勝に進出を決めた。



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今大会の模様は卓球レポート2月号に掲載します。

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