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世界卓球2015蘇州大会4日目④ 水谷、ブラジルの新星に辛勝

男子シングルス2回戦で、水谷がブラジルの若手カルデラーノにリードを許しながらも、度重なる敗戦のピンチを乗り越えて3回戦進出を決めた。丹羽もワン・ゼンイの速攻を苦にせず落ち着いたプレーで攻略し順当に駒を進めた。
 

水谷、あわや2回戦敗退の危機を乗り越える

水谷の全力の攻撃がカウンターされる場面も

18歳のカルデラーノが世界の舞台で水谷を脅かした

丹羽はワン・ゼンイを退け、余力を残して3回戦へ


<男子シングルス2回戦(日本選手関係)>
水谷 3,-5,-4,10,12,7 カルデラーノ(ブラジル)
丹羽 -9,2,6,-9,3,2 ワン・ゼンイ(ポーランド) 

昨年のワールドツアー・ジャパンオープンで21歳以下男子シングルスを制するなど、成長を遂げているカルデラーノが水谷に挑戦。水谷は攻撃の精度、安定感でカルデラーノを11-3と圧倒。しかし、第2ゲームからは硬さの取れたカルデラーノに得意の柔らかいプレーが出始めて、11-5と取り返す。流れを引き寄せたカルデラーノに対して水谷は守勢に。11-4とカルデラーノが連取して水谷は嫌な流れ。第4ゲームも巧みな台上プレーで先手を取れるカルデラーノが5-1とリード。このゲームを落としたくない邱建新がここでタイムアウト。これで落ち着きを取り戻した水谷が6-6と同点に。競り合いからジュースを制した水谷が12-10と大きなゲームを取った。しかし、第5ゲームも流れはカルデラーノ。思い切りよく攻めてくるカルデラーノが5-1とリード。水谷の強打に対しても終始カウンターを狙うカルデラーノのプレーが当たり、10-6。ラッキーなポイントも含め10-9まで水谷が追い上げたところで、カルデラーノのタイムアウト。カルデラーノが初めて弱気なプレーを見せてジュースに。カルデラーノの消極的なプレーを突いて水谷が14-12と逆転。
第6ゲーム、ここでもカルデラーノの集中力は切れず、競り合いに。水谷の柔らかく止めたボールに対しても思い切り強打で決めるなどして観客を沸かせた。しかし、落ち着いてプレーした水谷が相手のミスを誘うプレーや固いブロックで得点を重ね10-7とマッチポイント。最後はカルデラーノのバックハンドがオーバーして水谷は難局を乗り切った。3回戦で鄭栄植(韓国)とJon.パーソン(スウェーデン)の勝者と対戦。

第1ゲームはペン表ソフト速攻型のワン・ゼンイが丹羽を振り回して先手を取る流れで先制。第2ゲームは丹羽がフォアハンドで攻めて11-2と圧倒。第3ゲームも丹羽が連続攻撃で連取。中陣からのカットなど余裕のあるプレーも見せた。第4ゲームはワン・ゼンイのフォア強打を浴びて2対2に。第5、第6ゲームは回転量の多いボールを軸に攻めた丹羽がリードを広げ、11-3、11-2と実力の差を見せつけた。3回戦で江天一(香港)と陳建安(中華台北)の勝者と対戦。

 

今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2015蘇州/公式サイト(中国語/英語):http://www.suzhou2015.org/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2015蘇州(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2503&category=WTTC

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