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世界卓球2015蘇州大会7日目② 松平/丹羽は決勝進出ならず

世界卓球2015蘇州も残すところあと2日。男子ダブルスはベスト4入りを果たした松平/丹羽が、地元中国の若手ペア、樊振東/周雨と戦い実力の差を感じる内容でストレート負けを喫し準決勝敗退。許昕/張継科の中国ペアも韓国ペアを破り、決勝進出を決めた。
 

松平/丹羽は勝機を見いだせず

中国ペアはチキータレシーブからの展開で優位に

初ペアの許昕/張継科が決勝へ
 
李尚洙/徐賢徳は好プレーも見せたが総合力で及ばず
 
許昕に続いて張継科が肩を痛めてメディカルケア・タイム


<男子ダブルス準決勝>
樊振東/周雨(中国) 6,7,6,6 松平健太/丹羽孝希(日本)


中国ペアには強い松平/丹羽だが、第1ゲームは中国ペアに台上で先手を取られて、3-7とリードを許す。しかし日本ペアも、シングルスで苦しめられた樊振東のチキータに丹羽がカウンターを決めるなど、好プレーも出るが、やはり自分たちの形にできない日本ペアが6-11で先制を許す。
取り返したい日本ペアだが、中国ペアのチキータレシーブに先手を取られる展開が続き、11-7で中国ペアが2連取。何とかしたい日本ペアはロングサービスなども使うが得点に結びつかない。
大きいラリーからのポイントも見せた日本ペアは、松平が樊振東のチキータをブロックして得点に結びつけるなど健闘する。6-7から丹羽のバッククロスへのドライブに飛びついた樊振東がカット性のボールをカウンター気味に決めたところで日本ペアはタイムアウト。樊振東は丹羽の回転量の多いチキータもバックハンドカウンターで返すなど、レベルの高いプレーで11-6。
後がない日本ペアは松平が周雨のボールにカウンターを決めて得点。チキータをカウンターされることを嫌った丹羽はレシーブでストップし相手のミスを誘う。日本ペアは5-5から5-7に離される。樊振東のチキータでエースを抜かれ10-6。最後は周雨のドライブに松平のブロックが大きく弾き、中国ペアの決勝進出と日本ペアの銅メダルが決まった。
試合後の2人は自分たちの「完敗」を受け入れるとともに、サービス・レシーブ力の強化、特にチキータへの対応などの課題を語った。


許昕/張継科(中国) -9,6,9,6,-4,3 李尚洙/徐賢徳(韓国)

準々決勝で森薗/大島との大激戦を制した許昕/張継科に対して、ギリシャペア、オーストリアペア、ブラジルペアと比較的組み合わせに恵まれた李尚洙/徐賢徳は台上プレーも大きなラリーにも強い好ペア。第1ゲームは中国ペアに攻撃ミスが出て韓国ペアが先制。第2ゲームはラリー戦になるが、フットワークのよさ、一撃の威力で勝る中国が11-6で取り返し、1対1に。
しかし、ここで右肩の痛みを訴えた張継科がメディカルケアを受けてしばし中断。
第3ゲームは、韓国ペアがラリーに強さを見せて8-5とリード。中国ペアが8-8に追いつき10-9と先にゲームポイントを握る。最後は不安があった張継科がフォアハンドドライブをクロスに決めて11-9。
第4ゲーム、混合ダブルスチャンピオンの許昕がゲームをリード。ラリーになると許昕の高く伸びるドライブの決定力が高く、中国ペアがリード。張継科も無理はしないが、要所でフォアドライブを決めて11-6。中国ペアが決勝進出に王手。
第5ゲームは、あとのなくなった韓国ペアが積極的に攻めて攻めて7-1とリード。中国ペアはこのゲームをあっさり失い、11-4で韓国ペアが取り返す。
第6ゲーム、ここで決めたい中国ペアがスタートダッシュで4-1。韓国ペアはタイムアウト。しかし中国ペアの攻撃の手は緩まず、7-2とリードを広げる。韓国ペアもチキータで対抗するが、カウンターを決められて流れをくつがえせないまま中国が11-3と決勝進出を決めた。
準決勝はいずれも中国ペアが外国ペアを破り、決勝は樊振東/周雨と許昕/張継科の中国対決となった。

 

今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2015蘇州/公式サイト(中国語/英語):http://www.suzhou2015.org/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2015蘇州(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2503&category=WTTC

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