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全日本選手権大会(団体の部) ~男子は協和発酵キリン、女子は日立化成が優勝~

 チーム日本一を決める「平成27年度全日本選手権大会(団体の部)」が10月16~18日、奥州市総合体育館(岩手) で行われた。実業団、日本リーグ、日学連、高体連、岩手県選抜、ジュニアナショナルチームと各カテゴリーのトップチームが出場して、伯仲した熱戦を繰り広げた。

 

【男子団体】協和発酵キリンが25年ぶりの優勝

男子優勝:東京ドーム劇的な逆転優勝を果たした協和発酵キリン

高木和が優勝に貢献3番の笠原が森田を破り0対2の窮地から後半にタスキをつなげた

吉村の活躍で愛知工業大学が2位上田はトップで失点した雪辱を晴らす好プレーで神に快勝

高木和が優勝に貢献ラストは松平が魂のプレーで好調の軽部を撃破

吉村の活躍で愛知工業大学が2位シチズンは優勝にあと1歩のところまで迫った

男子は7連覇中の東京アートが準決勝でシチズンにストレートで敗れ決勝進出を果たせない中、優勝候補の協和発酵キリンが準々決勝でリコー、準決勝で住友金属物流に3対0で勝利して、予選リーグから無失点で決勝進出。

決勝は、準決勝の東京アート戦で高木和をストレートで下した好調の軽部がトップで上田を完封。軽部の速攻に上田は対処できないままシチズンが先制。続く2番も神が気迫のこもったアグレッシブなプレーで松平を台から離してストレート勝ち。あっという間にシチズンが優勝に王手をかけた。
このまま終わらせたくない協和発酵キリンは、3番の笠原が奮闘。全日本社会人2位の森田の鋭いボールを苦しみながらもしのいで、後半にタスキをつないだ。
4番はトップでいいところのなかった上田が本来の安定感のあるプレーを取り戻して、神との全日本選手権大会ファイナリスト対決をストレートで制してラストに持ち込んだ。
ラストは好調の軽部に対して松平が攻勢をかけて2対0と引き離したが、軽部も打球点の早いバックハンドを軸に速攻で盛り返し2対2に。両者意地のぶつかり合いは、打球点を落としても確実なプレーでポイントを取りに行った松平が11対8で制し、協和発酵キリンが25年ぶりの優勝を決めた。

2位のシチズンは35年ぶりの優勝を逃した。3位には東京アートと日鉄住金物流が入った。

 

【女子団体】日立化成が激戦を制して優勝

男子優勝:東京ドーム日立化成が6年ぶり3回目の優勝

高木和が優勝に貢献森薗は得意のカット攻略で根本にストレート勝ち

吉村の活躍で愛知工業大学が2位0対2からフォア強打で激しいラリー戦を制した3番の市川

高木和が優勝に貢献ラストは松澤が根本のカットを打ち崩した

吉村の活躍で愛知工業大学が2位十六銀行は惜しくも準優勝。加藤杏華はラリー戦に強さを発揮して2点取り

女子は2連覇中で15回目の優勝を目指す日本生命を準決勝で日立化成が破り決勝進出。一方の十六銀行はラリー戦に強い加藤杏華、加藤知秋の姉妹にカット主戦型の根本と大森を使い分けたオーダーで準々決勝でサンリツ、準決勝で中国電力と実業団の強豪チームを連破して決勝進出を果たした。

決勝のトップはカット攻略に定評のある森薗が守備力の高い根本のカットを打ち抜いて日立化成が先制。続く松澤は加藤杏華との激しい高速ラリー戦にゲームオール9対11で破れ1対1に。
3番の市川対加藤知秋も好ラリー戦となったが、粘り強く戦う加藤に対して、決定力の高いフォアハンド強打で決めに行った市川がゲームオール11対9の激戦を制して日立化成が2対1と王手。
4番は、前半で松澤を下した加藤杏華が、集中力の高いプレーで森薗を3対2で破り勝負はラストに。
ラストは松澤がカット打ちとスマッシュで根本のカットを攻略し、日立化成の6年ぶり3回目の優勝を決めた。

十六銀行は惜しくも初優勝を逃したが、強豪ひしめく中の決勝進出で存在感を示した。3位には日本生命と中国電力が入った。


 なお、大会の記録は日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp

 今大会の模様は卓球レポート12月号(11/20発売)に掲載されます。

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