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第25回日本リーグ・ビッグトーナメント 〜松平健太と森薗美咲が初優勝〜

第25回日本リーグ・ビッグトーナメントが4月9日、佐賀県総合体育館(佐賀)で開催された。同大会には世界卓球2016クアラルンプールに出場した選手をはじめ、男女各20名の日本トップレベルの選手たちが出場し、シングルスの頂点をかけて争った。男子は松平健太(JTB)、女子は森薗美咲(日立化成)が優勝を果たした。

 

【男子】松平健太が日本代表対決を制して初優勝

思い切りの良い両ハンドで初優勝を果たした松平健太

大島は決勝進出も松平健太との代表対決に敗れた

松平賢二は前回王者の意地を見せてベスト4に進出

平野は気迫のプレーで勝ち進んだが大島には及ばず

 男子シングルスは松平健太が4試合を通じて落としたゲームわずかに1と、盤石のプレーで初優勝を飾った。松平健太は2回戦から登場し、要所をきっちりと締めるプレーでベスト4に進出。準決勝では松平賢二(協和発酵キリン)との兄弟対決が実現。サービスから主導権を握ると、強烈なフォアハンドを鉄壁のブロックで防ぐなど、攻守に持ち味を発揮し、3対0で勝利を収めた。

 迎えた決勝は 世界卓球2016クアラルンプールでチームメートとしてともに戦った大島(ファースト)との対戦。互いに厳しいレシーブで簡単にはチャンスを与えないハイレベルな戦いとなったが、大島の強力なフォアハンドを封じ込めた松平健太がゲームをリード。チャンスでは軽快なフットワークで回り込みフォアハンドドライブを決めるなど思い切りの良さも目立った。「大会を通じて徐々に良くなっていた」というバックハンドも勝負どころで得点源になるなど両ハンドで得点を重ね、3対1で勝利して大会初優勝をつかみ取った。

 試合後は「大島選手は回り込みフォアハンドドライブが強力なので、先にフォア側を突いたり、回り込ませないことを意識しました。世界トップクラスのフォアハンドなので、それを防がないと負けてしまうと思っていました。戦術が勝負(の分かれ目)でした」と振り返り、戦術がうまくはまったことを明かした。

 

 2位の大島は初戦となる2回戦で高校の先輩の森田(シチズン)に勝利すると、準々決勝では松下(日鉄住金物流)に0対2とリードを許したところから逆転勝ちするなど、厳しい戦いを制して決勝に進出。松平健太との決勝はダイナミックなラリー戦を制して観客を湧かすなど、得意とするフォアハンドの打ち合いで上回る部分もあったが、初優勝とはならなかった。

 

 3位には松平賢二と平野(協和発酵キリン)が入賞。松平賢二は前回王者の意地を見せて準決勝まで勝ち進んだが、松平健太に敗れて2連覇とはならなかった。平野は張、村松と東京アート勢を破ってベスト4に進出したが、準決勝では大島の厳しいプレーの前に思うようなプレーができず、ベスト4でストップとなった。

 

 

【女子】森薗美咲がうれしい初優勝

大会を通じて終始落ち着いたプレーを見せた森薗

宋は裏面ドライブを駆使したプレーで決勝進出も先輩の森薗に敗れた

石垣は準決勝敗退も粘りのプレーで宋に迫った

前田は森薗との激闘に敗れ、決勝進出とはならなかった

 女子シングルスは森薗美咲が初優勝。森薗は1回戦で従兄弟の森薗美月(サンリツ)との接戦を制すと、その後も精度の高いプレーでベスト4に進出した。準決勝の前田(日本生命)との一戦はマッチポイントを握られる場面があったが、動じることなくゲームオールジュースの激闘を勝ち切った。

 決勝は青森山田高の後輩でもある宋(中国電力)との対戦。「あまり相性は良くない」という相手に対してもゲーム序盤からリードする展開となった。中国式ペンの宋のバックハンドを中心に攻めるプレーで得点を重ねると、勝負どころではフォア側を突いて得点するなど、技術と戦術がかみあったプレーで2ゲームを連取。第3ゲームは宋にリードを許して終盤を迎えたが、「凡ミスが多かったので、とにかくコースを突いて入れようと思ってプレーした」と、しっかりと食らいついてマッチポイントを奪うと、最後は強打で得点を決めて頂点をつかんだ。

 平成26年度全日本選手権大会や昨年の世界卓球2016クアラルンプール女子日本代表選考会など、近年は決勝に進出するもあと一歩のところで頂点を逃すことがあった森薗だが「決勝で勝つことの難しさはわかっているつもりでした。決勝とは思わずに普段通りに試合に入ることを考えました」と語り、落ち着いたプレーで大会初優勝を手にした。

 

 2位の宋は初の決勝進出。初戦となる2回戦で土井(中国電力)との同士打ちを制すなど、力強いフォアハンドと巧みな裏面ドライブを武器に勝ち上がった。準決勝の石垣(日本生命)戦は第3ゲームを逆転で奪われ、第4ゲームも苦しい試合展開となったが最後は接戦を勝ち切って決勝に進出。決勝はバックハンド中心のラリーで食らいつくも、勝利には至らなかった。


 3位には石垣と前田が入賞。石垣は2回戦と準々決勝でいずれも第1ゲームを先制されたが逆転でベスト4入り。準決勝でも粘りのプレーで最後まで宋に迫った。前田はピッチの速い攻撃で準決勝まで勝ち進んだが、森薗との一戦では勝負どころでミスが出て昨年に続く決勝進出とはならなかった。



今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載

今大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

日本卓球リーグ実業団連盟:http://www.jttl.gr.jp/
 

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