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インカレ 京都で開催 ~男子は明治大、女子は早稲田大が優勝~

 平成28年7月6~9日、第86回全日本大学総合選手権大会・団体の部(通称:インカレ)が京都府立体育館(島津アリーナ)で開催された。男女とも一進一退の白熱した戦いが随所に繰り広げられた。男子は専修大学との激闘を制した明治大学が2年ぶりの優勝。女子は混戦の中、早稲田大学がうれしい初優勝を果たした。
 

【男子団体】 明治大学が2年ぶりの王座奪還


明治大学が王座を再び取り戻す!

 男子は2年ぶりの王座奪還を狙う明治大学と、新人の三部、及川が加わり充実した戦力で優勝を狙う専修大学が決勝に駒を進めた。明治大学は丹羽、町、森薗の充実した戦力で準決勝で昨年優勝の愛知工業大学を3対1で破り決勝進出を果たした。対する専修大学は三部と及川のほか田添健汰、郡山が軸となり、中央大学、筑波大学との関東対決を連破して決勝に駒を進めた。

 迎えた決勝戦。トップは丹羽と郡山が対戦。思い切りの良い攻撃で押し続ける郡山の勢いに苦しい展開の丹羽。ゲームオール9-9までもつれた試合は最後に丹羽が振り切り勝利。明治大学が先制した。続く2番は森薗と田添健汰の対戦。公式戦での戦績は森薗に分があり今回も2ゲームを連取して優位に進めたが3ゲーム目から田添のバックドライブが冴え渡りワイドにコースをとって気迫の逆転勝利で1対1のタイに戻した。
 
 3番ダブルスは森薗/渡辺が第2ゲーム目以降持ち直し、田添/三部に勝利し明治大学が2対1と王手をかける。4番は町と及川。第1ゲームこそ町の両ハンドプレーが良かったが第2ゲーム以降は及川の懸命の攻撃にリズムが狂い始め逆転を許し勝負の行方はラストへ。 ラストは酒井と三部の対戦。互角の勝負が予想されたが、始まってみれば酒井が思い切りの良い先制攻撃で試合の主導権を握り一気に試合を決めストレートで勝利した。
 

丹羽は決勝のトップで苦しみながらも勝利をもぎ取った

決勝で敗れたものの気迫全開のプレーを見せた森薗

田添健汰は決勝の2番で0対2の劣勢から逆転勝利を収めた

【男子団体ランキング】
 1位 明治大学
 2位 専修大学
 3位 愛知工業大学
 4位 筑波大学
 5位 早稲田大学
 6位 中央大学
 7位 立命館大学
 8位 駒澤大学


 

【女子団体】 早稲田大学が悲願の初優勝


創部初のインカレ制覇!

 女子決勝は、ともに初優勝を狙う早稲田大学と日本体育大学との対戦。早稲田大学は、準決勝で昨年優勝の専修大学に阿部が単複2得点の活躍により3-1で勝利し、決勝に駒を進めた。対する日本体育大学は温馨と谷岡の2枚看板で強豪大学を連破して決勝進出を果たした。

 決勝戦はトップで阿部と温馨が対戦。裏面打法を駆使する温に対して、変化の効いたバックハンド攻撃と的確なフォアハンドスマッシュで攻めきった阿部が勝利し、早稲田大学が先制。2番は鎌田と谷岡の対戦。カット打ちが得意の鎌田に谷岡は切れたカットと攻撃の連係で対抗。拮抗した試合はわずかに鎌田が上回り勝利。早稲田大学が王手をかける。

 続く3番ダブルスは高橋/谷岡が攻撃とカットの変則ペアによる攻撃で揺さぶり阿部/徳永に勝利し、1点を返す。4番は徳永と前瀧の対戦。ゆっくりとしたリズムで丁寧なプレーをする徳永が前瀧の果敢な攻撃に対応して3対1で勝利し、試合を決めた。早稲田大学は悲願の初優勝を果たした。



徳永は優勝を決める決勝点を挙げた

ルーキーの鎌田はカット主戦型を連破して優勝に貢献

谷岡はエースとしてチームを決勝へと導いた

【女子団体ランキング】
 1位 早稲田大学
 2位 日本体育大学
 3位 同志社大学
 4位 専修大学
 5位 東京富士大学
 6位 愛知工業大学
 7位 淑徳大学
 8位 近畿大学

 なお、大会の記録は日本学生卓球連盟のホームページに掲載されています。
 日本学生卓球連盟:http://jsttf.takkyu.ne.jp

 今大会の模様は卓球レポート9月号(8/20発売)に掲載されます。
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