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ライオンジャパンオープン4日目⑥ 【女子シングルス】伊藤は王曼昱に敗れ、準々決勝敗退

女子シングルス準々決勝では伊藤(日本)が王曼昱(中国)と接戦を繰り広げるも、ゲームカウント2対4で敗戦。惜しくも準決勝進出を逃した。
 
伊藤は前半のリードを守れず、惜しくも敗れた

王曼昱は接戦の末に伊藤を破ってベスト4進出

孫穎莎はシャン・シャオナを破って4強入りを決めた

  伊藤は世界ジュニアを連覇し、昨日、石川を破った王曼昱と対戦。「バックハンドの強打が特徴」と前日のインタビューで王曼昱について語っていた伊藤だが、序盤からバック対バックの展開で王曼昱に打ち勝つ展開が続く。サービス・レシーブでも横回転を入れたツッツキで王曼昱を揺さぶるなど、スタートダッシュに成功して1ゲームを先制した。
 第2ゲームも伊藤がゲームを優位に進める5-6の場面から4連続得点で逆転すると、最後は王曼昱のサービスに対してチキータレシーブで得点。伊藤の変化を付けたプレーに対応することができない王曼昱を尻目に伊藤がゲームを連取した。
 第3ゲームは伊藤のバック面の表ラバーでの強打にミスが出て3-9とリードを許したが、劣勢に立たされても思い切りの良いプレーを見せて7連続得点でゲームポイントを握った。しかし、ここから伊藤のプレーに固さが見られる。ジュースに持ち込まれた後、11-10とゲームポイントを握ったが、ここでフォア前のストップに対してスマッシュミス。あと1点が取りきれず11-13でゲームを落とした。
 第4ゲームは点差が離れない展開となり、第3ゲームに続いてジュースに突入。伊藤はサービスを出す位置をフォア側に変えるなど、変化を付けたが、王曼昱を崩すには至らず、10-12でゲームを落とした。
ゲームカウントを2対2とされた伊藤は第5ゲームで8-5とリードするが、ここからフォアハンド強打にミスが出て逆転を許す。8-10とゲームポイントを握られたところからアップロングのサービスで得点し、9-10としたが、次球では王曼昱にレシーブでバックハンド強打を打ち込まれ、9-11でゲームを落とした。
 第6ゲームは王曼昱にリードされたところから迫ったが及ばず、ゲームカウント2対4で敗れた。
 試合後、伊藤は涙を流しながら試合を振り返り、「バック対バックは良かったのですが、3ゲーム目以降は相手がサービスを変えてきたりやりづらさがあり、相手に左右に揺さぶられた。勝てた試合だったのでもったいなかった」と悔しさを滲ませた。

 もう1つの準々決勝では孫穎莎(中国)がシャン・シャオナ(ドイツ)を破り、準決勝に進出。第5ゲームの接戦を制した勢いでゲームを連取し4対2で勝利を収めた。


<女子シングル準々決勝>
王曼昱(中国) -4,-8,11,10,9,8 伊藤(日本)
孫穎莎(中国) 7,-4,3,-9,11,8 シャン・シャオナ(ドイツ)

今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯2017:http://japantabletennis.com/japanopen2017/
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com/

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