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第67回全日本実業団選手権大会 〜協和発酵キリンとアスモが優勝〜

7月20日〜23日まで、スカイホール豊田(愛知)で第67回全日本実業団選手権大会が開催され、男子は協和発酵キリンが4連覇、女子はアスモが初優勝を飾った。


全試合ストレート勝ちの協和発酵キリンが4連覇

平野は吉田海偉、神と強敵を連破して優勝に貢献

上田(右)/吉田が最後を締めた

シチズンは町が単複で活躍したが、悲願達成ならず

東京アートは吉田が新加入するも4年ぶりの優勝とはならなかった

リコーはルーキーの有延がチームをけん引


<男子>

 協和発酵キリンが全試合ストレート勝ちで4連覇を達成した。協和発酵キリンは上田を筆頭にどこからでも得点を狙える陣容で連覇を目指した。
 準決勝の東京アート戦は接戦が予想されたが、トップで吉田雅己が3月の東京選手権で敗れた張にリベンジを果たすと、2番では平野が新加入した吉田海偉にストレート勝ち。3番のダブルスでは上田/吉田がゲームオールジュースの激闘を制し、4年連続の決勝進出を決めた。
 決勝ではシチズン時計と対戦。1番は前期日本リーグでも対戦した平野対神の戦いとなった。平野は第1ゲームこそ先制を許したが、第2ゲーム以降は神の両サイドをうまくついて神の攻勢を防ぎ、3対1で勝利。「前期日本リーグで神選手に敗れていたので、リベンジを果たせるよう、平野を神選手にあてにいきました」という佐藤監督の思いに応え、貴重な先制点を挙げた。
 2番では吉田が軽部をゲームオールの末に破り、優勝に王手をかけた。吉田は軽部の厳しいレシーブに苦しむ場面もあったが、勝負どころで精度の高いカウンターを決めるなど、競り合いで強さを発揮した。
 これで、勢いに乗った協和発酵キリンは上田/吉田のダブルスも勝利し、大会4連覇を達成。全試合ストレート勝ちでトーナメントを制した協和発酵キリンだが、試合の中では苦しい局面もあった。しかし、勝負どころで相手を上回る厳しいプレーでことごとく接戦をものにするなど、王者にふさわしい卓球を見せて、頂点をつかんだ。

 シチズン時計は5大会連続の決勝進出も悲願達成はならず。しかし、今大会はエースの神が不調の中、ルーキーの町が単複で活躍したほか、御内が5回戦、準決勝で決勝点を挙げるなど、総合力の高さを見せてファイナルに残った。

 3位には東京アートとリコーが入賞した。東京アートは全日本優勝経験のある吉田海偉が加わり、選手層に厚みが増したが、協和発酵キリンに1歩及ばなかった。リコーは岸川聖也擁するファーストに勝利して4強入り。ルーキーの有延がチームの主軸として活躍した。

アスモが劇的な勝利で初優勝を飾る

永尾はシングルス全勝でエースとしての役割を果たした

小道野は決勝の5番で勝利。緊迫した場面でも気持ちの強さが光った

サンリツは平(右)/松本が活躍したが、惜しくも優勝を逃した

中国電力は昨年に続いて4強入り

日本生命は常晨晨がチームを引っ張るもサンリツに敗れた

<女子>

 アスモが創部20年目で初優勝を果たした。アスモは予選リーグを勝ち上がると決勝トーナメント1回戦ではルーキーの馬場の活躍もあり、昨年の覇者・十六銀行に3対0で勝利した。
 準決勝では中国電力に先制を許したものの、2番の小道野が成本にゲームオールの末に勝利。要のダブルスも奪って2対1と決勝進出に王手をかけると、最後は永尾が宋とのエース対決を制して3対1で勝利を収めた。
 迎えた決勝はサンリツと対戦。1番で馬場がフルゲームの末に敗れる嫌な展開となったが、2番ではエースの永尾がその流れを断ち切る力強いプレーで大矢に勝利。
 1対1で迎えたダブルスでは全日本チャンピオンペアの平田/永尾が平/松本に逆転負け。要のダブルスを落として後がなくなったアスモだが、4番の平田が渾身のプレーで松本に勝利。マッチポイントを握られる場面もあった平田だが、粘りのプレーで5番へとつないだ。
 2対2のラストではアスモ・小道野とサンリツ・天野が対戦。第1ゲームを先制された小道野だが、第2ゲーム以降はブロックで天野のオープンになったスペースを的確に突くなど、ゲームを優位に進めた。ゲームカウント2対2で迎えた最終ゲームは、緩急をつけたドライブで天野のミスを誘うなど、安定した両ハンド攻撃を見せて11-9で勝利。アスモに大会初優勝をもたらした。
 全日本チャンピオンペアの平田/永尾に加えて、小道野、馬場と若手がきっちりと役割を果たすなど、チーム力の高さを見せたアスモ。前期日本リーグに続き、今季2つ目のタイトルを手にした。

 サンリツは決勝で2対1と優勝に王手をかけたが、あと1点を奪うことができず敗戦。4番の松本は0対2の劣勢から追いつくなど、意地を見せたが惜しくも敗れた。結束力の高さを感じる好チームだけに、今後の大会での戦いに期待したい。

 3位は中国電力と日本生命。中国電力は準決勝のアスモ戦で土田美佳が先制点を挙げたが、2番の成本、3番のダブルスはいずれもフルゲームの末に惜敗。優勝チームに善戦したが、わずかに及ばなかった。日本生命は準決勝でサンリツに1対3で敗れ、4年ぶりの優勝とはならず、エースの常晨晨が得点を奪ったが、あとが続かなかった。


試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
今大会の模様は卓球レポート9月号(8/20発売)に掲載されます。

 

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