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全国レディース 香川で開催 ~花野井クラブが初V~

第一三共ヘルスケア・レディース2017 第40回全国レディース卓球大会が、平成29年7月28~30日、香川県高松市総合体育館で開催された。


【団体戦1位トーナメント】花野井クラブ(千葉)が初優勝

全国レディース挑戦2度目にして頂点をつかむ

安定感抜群のプレーで全勝の下山田

堀口(左)・宍戸も全勝で優勝に大きく貢献

 昨年、大会史上初の7連覇の偉業を達成したHPC(大阪)が欠場する中、優勝の行方に注目が集まった団体は、花野井クラブ(千葉)が制した。
 花野井クラブは、昨年決勝でHPCに2対2のラストまで迫った総合力の高さをいかんなく発揮。準々決勝で実力者揃いの美鷹クラブENJOY(東京)とのラストまでもつれた激戦を制すと、 準決勝では所沢レディースをストレートで退けて決勝進出。決勝では、神奈川の名門・チャイムを3対1で下し、全国レディース2度目の挑戦で栄冠を勝ち取った。


■井ノ口監督インタビュー
「昨年HPCさんの大きな壁を感じたので、今年は何が何でも越えようと思っていたら今年は不出場ということで残念でしたが、第1シードとして恥ずかしくない試合をしようと思って臨みました。
 鍵になった試合は、選手たちは美鷹クラブENJOYと口を揃えますが、私としては、都クラブ(京都)との2回戦がターニングポイントでした。この試合まで、うちのポイントゲッターの下山田の調子が今ひとつでしたが、都クラブとの試合の2番で後藤さんに勝って彼女が勢いを取り戻したことが大きかった。
 若手ががんばり、その若手を育てた先輩たちもがんばった。それが、今大会の好成績につながったのだと思います」

チャイムは9年ぶり2度目の栄冠ならず

準決勝で逆転の足がかりをつくった長谷川(右)・田中

 2位には、実力者揃いの名門・チャイム(神奈川)が入った。大黒柱の日下部を中心に、どこからでも得点を狙える層の厚さで9年ぶりに頂点に手が届きかけたが、花野井クラブの総合力の前にあと一歩及ばなかった。

■加藤コーチインタビュー
「準決勝の狭山フレンズ(埼玉)との試合では、0対2とあとがなくなりましたが、そこから逆転勝ちできたことは団体戦として非常によい戦い方だったと思います。その勢いで決勝に臨みましたが、力不足でした。今回の反省を踏まえて、次の試合に向けて練習していきたいと思います」

 3位には所沢レディースと狭山フレンズの埼玉勢が入り、レディース強豪国としての勢威を示した。


 

【ダブルス】持田・船ヶ山が激戦を制してV5!

<ダブルスA優勝 藤澤幸子・佐藤亜由美(奥州クラブ/岩手)>

藤澤(左)がチャンスをつくり、佐藤が決めるパターンがよく決まった

<ダブルスB優勝  中島和子・武藤和美(浜卓会/神奈川)>

武藤(手前)の変化ブロックと中島のカットで相手ペアを翻弄

<ダブルスC優勝 持田恵子・船ヶ山昌子(サクセス/愛知)>

決勝はもつれにもつれたが持田(右)・船ヶ山が耐えしのぎ、5連覇

<ダブルスD優勝 藤井スズ子・田野原愛子(北卓友会・南港クラブ/大阪)>

田野原(右)と藤井は積極的な攻めでうれしい初優勝

 ダブルスA(60~109歳)は昨年2位の藤澤・佐藤が優勝。昨年、決勝で大逆転負けを喫した苦い思いを糧に、集中したプレーで頂点へ駆け上がった。
 ダブルスB(110~125歳)を制したのは、中島・武藤。中島のカットと武藤の変化ブロックというダブルの変化に、相手ペアを困惑しきりだった。
 最も激戦になったのがダブルスC(126歳以上)。このカテゴリーは4連覇中の持田・船ヶ山が圧倒するかと思われたが、決勝で安藤・三浦(杉並卓球/東京)がレジェンドペアにゲームオールまで肉薄。最終ゲーム、持田・船ヶ山は終始リードを奪われる苦しい展開となったが、最後は経験の差で安藤・三浦を振り切り、5連覇を達成した。
 昨年から新設されたダブルスDは(140歳以上)は、藤井・田野原が初優勝。積極的な攻めで昨年優勝の浜田・高塚(エムクラブ/愛知)を準決勝で下し、栄冠をつかんだ。

 今大会の模様は卓球レポート10月号(9/20発売)に掲載されます。

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