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2017年世界ジュニア8日目⑥女子単は孫穎莎が初優勝

世界ジュニア選手権イタリア大会8日目、女子シングルス決勝は第1シードの孫穎莎と第2シードの王曼昱の同士打ちとなった。もはやジュニアの枠には収まらない2人のハイレベルな戦いは、攻撃的なプレーで王曼昱の3度目のタイトル獲得を阻止した孫穎莎の初優勝で終わった。

 

初出場の孫穎莎が初優勝
 
孫穎莎は前陣で先手を取った
 
王曼昱は下がってからの反撃を余儀なくされた
 
激戦を制し孫穎莎が吠えた
 


<女子シングルス決勝>
孫穎莎(中国) -6,8,8,-12,-8,6,12 王曼昱(中国)


10月に行われた全中国運動大会の女子シングルスでともにベスト8に入っている孫穎莎と王曼昱。孫穎莎は丁寧に、王曼昱は朱雨玲に敗れているが、名実ともに次代の中国を担う選手といっていいだろう。
実力伯仲の2人の戦いは、前陣で早い打球点でワイドに攻める孫穎莎に対して、少し距離を取って王曼昱がそれに反撃する形で展開した。2人とも連戦の疲れがある上に、王曼昱はこの日だけでも4試合目と、体力的にも消耗が見られた。
前陣で決定力の高い両ハンド、特にフォアハンドドライブでは高い確率で得点していた孫穎莎だが、ワイドに振られると台から下げられ、打球の威力は半減する。そのため、前陣でリスクを負って厳しく攻撃してミスもしばしば。最終ゲームは終盤で王曼昱が5-8から8-8に追いつき、どちらに転ぶかわからない試合となったが、ゲームオールジュースの大熱戦の末に前陣での両ハンド攻撃を貫いた孫穎莎が栄冠に輝いた。
だが、2か月前の全中国運動大会を見た印象では、今大会の2人のパフォーマンスは、決して十分に発揮されているとは感じられなかった。特に最終日、決勝では強くそう感じた。緊張のためか、疲れのためか、国際大会だからか、ジュニアの大会だからか、環境の違いか、様々な原因が考えられるが、彼女たちの力はこんなものではないというのが取材者の実感だ。


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今大会の模様は卓球レポート1月号に掲載します。

 

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