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全日本卓球2018 男子シングルス5回戦で昨年ベスト4の平野友樹が敗れる

男子シングルス5回戦では10度目の優勝を狙う水谷隼(木下グループ)らが勝ち進んだ一方、昨年ベスト4の平野友樹(協和発酵キリン)が敗れ、5回戦敗退となった。


 水谷は松下海輝(日鉄住金物流)と対戦。序盤から両ハンドのコース取りがよく、松下に的を絞らせない卓球で水谷がゲームを支配。サービス・レシーブでも丁寧なストップを中心にした組み立てで松下の攻撃を防いだ。松下は第4ゲームでリスクを背負った前陣での攻撃でゲームを奪い返すも、第5ゲームは6-6から得点を奪うことができず。王者・水谷が安定した戦いぶりで16強入りを決めた。試合後、松下は「サービス・レシーブでついていけませんでした。3ゲーム目についていけるようになったと思ったら、違うプレーをしてきて対応力、引き出しの多さを感じました。練習は何度も一緒にやっているのですが、コース取りやミドルのいやらしいところを突いてきたり、試合では全く違いました」と、振り返った。


 松平健太(木下グループ)はカット主戦型の御内健太郎(シチズン時計)と対戦。第1ゲームは出足でリードをされた松平だったが、緩急をつけたドライブで得点を重ね、逆転でゲームを先制。その後、3対0とした後、御内に1ゲームを奪われたが、、前陣での打球点の早い攻撃で振り切り、6回戦進出を決めた。


 昨年ベスト4の平野は田添響(専修大)と対戦。第1ゲームを先制した平野だったが、第2ゲームで8-4から逆転でゲームを落とすと、流れは田添へ。第3ゲーム以降は田添がラリー戦で得点を重ねて4対1で勝利を収めた。敗れた平野は「2ゲーム目の8-4から逆転されたことが敗因です。去年は3位でしたが、毎年ランクに入るのも難しいので一戦一戦と思っていましたが、力不足でした。」と語った。一方、田添は「相手が格上なので1球1球全力で戦いました。勝てるとは思っていませんでしたが、自分の力を出せたことが良かったです」と話した。


 このほか、昨年ベスト8の龍崎東寅(明治大)、笠原弘光(協和発酵キリン)をフルゲームの末に破った田添健汰(専修大)らが16強へと勝ち上がった。そのほかの結果は以下の通り。

 

 

<男子シングルス5回戦>
水谷隼(木下グループ) 4-1 松下海輝(日鉄住金物流)
田添健汰(専修大) 4-3 笠原弘光(協和発酵キリン)
藤村友也(日鉄住金物流) 4-0 松山祐季(愛知工業大)
神巧也(シチズン時計) 4-0 戸上隼輔(野田学園高)
龍崎東寅(明治大) 4-0 高見真己(愛工大名電高)
松平賢二(協和発酵キリン) 4-3 及川瑞基(専修大)
松平健太(木下グループ) 4-1 御内健太郎(シチズン時計)
田添響(専修大) 4-1 平野友樹(協和発酵キリン)

 

水谷は台上プレーで松下を上回り勝利

松平健太は御内のカットを攻略してベスト16入り

田添響は昨年ベスト4の平野を破る金星

龍崎は昨年に続くランク入り

 

詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球(特設サイト):http://www.japantabletennis.com/zennihon2018

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