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アジアカップ横浜2018 ~女子は朱雨玲が優勝~

アジアの男女トップ選手16名でシングルスのタイトルを争うLION ITTF・ATTUアジアカップ横浜2018が横浜文化体育館(神奈川)にて開催された。


【女子シングルス】朱雨玲がアジアカップ2連覇

陳夢との同士打ちを制して朱雨玲が優勝

打球点の早さでは他を寄せ付けなかった朱雨玲の両ハンド
 
陳夢は安定感では朱雨玲にも優ったがスピード勝負で負けた
 


<女子シングルス決勝>
朱雨玲(中国) 10,10,-10,3,4 陳夢(中国)


 予選から波乱含みとなった男子に比べて、女子は中国の2選手が終始高い安定感で順当に決勝進出を果たした。決勝は互角のラリー戦となるが、打球点の早さで1歩リードする朱雨玲が2つのジュースを制して2対0とする。第3ゲームも点差の開かない展開が続くが、バックハンドの威力を見せた陳夢が1ゲームを取り返す。しかし、ここから朱雨玲がフォアハンドでも攻撃的なプレーで随所で発揮し陳夢を圧倒。同世代のライバルに力の差を見せつける内容でアジアカップ2連覇を達成。次世代の女王としての存在感をアピールした。


 

石川は鄭怡静との接戦を制して銅メダル
 
石川はライバルの鄭怡静に競り勝った
 
4位の鄭怡静はフォアハンドの威力が光った
 

<3-4位決定戦>
石川佳純(日本) 9,-7,4,-9,8,-7,7 鄭怡静(中華台北)


 3位には石川佳純が入った。石川は準決勝で陳夢に敗れたが、いつも競り合いになるという鄭怡静(中華台北)とのメダルをかけた3位決定戦では、決定力の高い相手のフォア側を狙った鋭いフォアハンドドライブを随所に決めてライバルに競り勝った。また、チキータにも進境を見せ、一発で決めるようなチキータレシーブも見せまだまだ成長している日本のエースを印象づけた。
 鄭怡静は準々決勝で徐孝元(韓国)のカットを持ち前の威力のあるフォアハンドドライブで攻略し準決勝へ進出した。

 

 

最後はラリー戦で打ち勝って今大会を締めた
 

<5-6位決定戦>
平野美宇(日本) -9,4,6,-8,10,9 杜凱琹(香港)


 予選3位通過となった平野は準々決勝で、グループリーグで敗れた朱雨玲と対戦。準々決勝では、高速ラリーから決定力の高い両ハンドを両サイドに決めるなど、自分の得点パターンを発揮し、女王を焦らせる場面も見せた。順位決定戦では徐孝元(韓国)に対して緩急織り交ぜたカット打ちで攻略。遅いカットに対しても回り込まずにバックハンドでカット打ちをするなど平野らしいプレーも光った。5-6位決定戦ではラリー巧者の杜凱琹と対戦。決めに行ったボールがカウンターされるなど苦しい場面もあったが、粘り強く攻め続けきっちりと勝ってアジアカップを締めた。

(取材=佐藤孝弘)

 

詳しい記録はITTF(国際卓球連盟)公式サイトに掲載されています。
ITTF(国際卓球連盟):http://www.ittf.com/

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