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【女子団体】中国戦の監督・選手インタビュー

中国から1点を取り、手応えを感じた日本。価値ある銀メダルだ
 

■馬場監督のコメント
「決勝の中国とのオーダーは、大会のずっと前から考えていました。大会期間中の選手の状態を見ながら、この場合はこうしよう、ああなったらこうしようということを事前に何項目もつくっておき、昨日のコリアとの試合が終わった段階でこのオーダーに決めました。
 1番の伊藤が取り、2番の平野が第2ゲーム、第3ゲームともに惜しくもジュースで敗れてしまいました。勝負にもしはありませんが、ここを取っていれば勝負は分からなかったと思います。ただ、まだ中国に対しては力は足りませんでした。
 伊藤はうまくいかないときでも耐えて試合をするということを課題にずっとがんばってきました。今回、先に相手にマッチポイント取られましたが、そこをよく耐えて勝てるようになったところと、トップで緊張することなく試合ができる選手だと私は思っていたので、そこがよかったと思います。
 平野はここ数ヶ月、相手に対策されて気持ち的に自分のプレーが思い切りできないケースがありました。しかし、今大会で持ち直してきて、自信がつき、自分がどのように練習していけば強くなるのかが分かってきたと思います。平野は今大会初めての世界選手権大会の団体戦でどうなるか不安はありましたが、集中力を途切らせることなく良い試合をしてくれました。
 石川はキャプテンとしてどうしても勝ちたい、チームに貢献したいという気持ちが強く、そこが空回りしてしまった部分が見えました。中国選手に勝つということは大変なことですから、少しでも緊張してしまうとスタートダッシュができません。序盤、空回りしたのをひきづってしまったのかなと思います。
 今大会では、中国に勝つための実力と課題の達成ができていなかっと認識しています。どうやったら中国を倒せるのかというのをまた見つけて、それを目指して練習と強化をしていきたいと思います。中国選手は全部のレベルが高いですが、日本がすべてにおいて劣っているわけではありません。勝っているところもあるし、もちろん足りないところもある。各選手とも少しは(中国に)近づいたと思います。ただ、近づいても向こうは引き離そうとしてきますし、伊藤が1点取って平野も競りましたから、より強化してくると思います。そこを東京オリンピックまでに補いながら、中国を超えて行けるようなものを持って試合を迎えたいと思っています」
 
■伊藤選手のコメント
「第一試合は出足がよくて、私自身はいい調子で臨めたかなと思います。2ゲーム目を惜しくも負けて、3ゲーム目も負けて『ああ、いつもの展開だ』と思ったんですけど、4ゲーム目をばん回して勝つことができてよくなりました。最後もリードされていたのでどちらが勝つか分からなかったんですが、粘り強さは見せることができたかなと思います。
 私自身は最初から日本が中国に勝つチャンスはあると思って臨んでいたし、みんなもそうでした。無理だと思ったら無理なので勝てると思って。前までは中国選手に負けてもしょうがないという気持ちがあったんですけど、今は負けたらめちゃくちゃ悔しいという気持ちが強くて『やっぱり勝ちたい、絶対勝ちに行く』という気持ちで今回臨んで成功したかなと思います。
 足がよく動いて、苦しい展開で相手にネットされてもうしろからしのいだりとか、中国選手にラリーで勝てたということはびっくりというか、本当にやってきてよかったなと思いました。あれ(第5ゲーム、1−5でネットインをひろったあとカウンタースマッシュしたラリー)が大きかった。あの1本のおかげで勝てたと思います。それがなかったらほぼほぼ負けていたので、あきらめなくてよかったと思います。いつもならあきらめていたところが、団体戦ということでどの試合もあきらめずに最後まで粘ることができたました。(劉詩雯にマッチポイント握られて)あまり何も思わなかったんですが、どのゲームもサーブは効いていたので、自分がサービスならチャンスはあるのかなと。レシーブのときに1本取れれば大丈夫かなと思いました。
 劉詩雯選手はほかの選手より全然ミスが少なかったのですが、私自身のミスも少なかったのでよかったですし、ラリーで勝てたのがよかったと思います。自信にはなりましたが、相手はもっともっと対策してくることになると思うので2回連続で勝てるようにしていきたいなと思います」
 
■平野選手のコメント
「1番で勝った流れに乗れなかったので、それは自分の弱さかなと思いました。美誠ちゃん(伊藤)が取ってくれたので中国選手に対して前よりかは(力の差が)縮まっていると思いましたが、自分的にはだめだったので、もっとがんばらないと中国に勝つことができないと思いました。ジュースで2回落としてしまい、流れを持って行かれてしまったのでそこで取れなかったことが厳しかったです。自分のプレーは悪くなかったけれど今日の試合はいつも通りという感じで、いつも通りだったら勝てないので。中国選手は試合の中で作戦が細かいので、そういうところも自分が負けないようにしていかないといけないし、技術はそこまで悪くないと思うので自信を持ってこれから頑張りたいです。
 美誠ちゃんの試合は、2番で準備していて全部は見れませんでしたが、ちょこちょこ最後とか見てても相手に負けないぐらい攻めていて、すごい計算されているなと思ったので、そういうところは見習わないといけないし、すごいなと思いました。
 丁寧選手は足痛めていてもいつも強いなという感じなので、やっぱり世界チャンプは違うなと思いました。たた、相手の強さはそこまで変わっていないので、自分的にこれまでと変わらない負け方をしてしまったところは反省点です。この1年、練習できない時期がけっこうあって、そういうところが響いてきていると思うので、来年の世界選手権大会までにはもっと練習してがんばりたいです」
 
石川選手のコメント
「美誠ちゃんが1番で勝ってくれていい流れで回ってきたんですけど、3番の自分自身のプレーは正直今日は最悪でした。相手ももちろんすごく強いですし、自分のプレーができなくて残念な気持ちがすごく大きいんですけど、勝って回してくれた流れを少し消してしまったのですごく申し訳ないなと思っています。
 今回で世界選手権大会の団体戦は6回目の出場なんですが、決勝で初めて美誠ちゃんが(中国から)1点取ってくれました。初めて1番年上でキャプテンみたいな感じでやらせてもらって、チーム自体は合宿から本当にまとまった感じで、合宿自体でチームワークも強くなりますし、今回苦しい試合を乗り越えて団結力もさらに上がりました。チーム力がすごく上がったと感じることができた世界選手権大会だったんじゃないかなと思います。
 中国選手は個人個人がすごく強いんですが、チームとしても団結してるチームだと思うので本当にそこは見習って私たちもさらに強いチームになっていかなきゃいけないなと思いました。合宿に加え、個人での練習期間もあって、それがうまくいい方に向かっているんじゃないかなと思っているので、もっともっと強くなれるようにみんなで努力して切磋琢磨してレベルアップしていきないなと思います」
 
 

 

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(写真=佐藤孝弘、取材・まとめ=猪瀬健治)

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