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元日本代表が世界卓球を語る「梅村礼の眼」 大会7日目 早田/伊藤 対 橋本/佐藤

世界卓球2019ブダペストでも、昨年に続き、元全日本チャンピオン、日本代表にして、現在はTBE(タマス・バタフライ・ヨーロッパ)に勤務し、世界の卓球事情に通じた梅村ならではの眼で試合を解説する。
 女子ダブルス準決勝は日本勢の同士打ちとなった。橋本帆乃香/佐藤瞳のカットペアを、前回大会銅メダリストにして国際大会での経験も豊富な早田ひな/伊藤美誠が打ちくだし、決勝進出を決めた。

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女子ダブルス準決勝

早田ひな/伊藤美誠(日本) 9,-10,-14,5,5,7 橋本帆乃香/佐藤瞳(日本)

 この試合は横から見ていましたが、1ゲーム目から橋本/佐藤のカットが相手コートの深くに入っていました。比較的台の近くでプレーしていた早田/伊藤はその深さに距離感が合わせられずに、橋本/佐藤が5対0とリードしました。早田/伊藤はドライブで打ち抜こうという作戦に見えましたが、カットペアはそのような展開を予想していたのか、動きもよく切れたカットを深くにコントロールしていました。
 しかし、序盤のリードを生かせずにそのゲームを競り負けてから、特に、3ゲーム目以降は、早田/伊藤がカットに対して、頂点前の打球点であまり回転をかけないボールを的確に橋本/佐藤のミドルを攻めて、カットが浮いたところを伊藤のスマッシュでしとめるという展開になっていました。
 前半はよく守っていたカットペアですが、後半は自分たちからしかけることができずに、カットのコントロールも甘くなっていたと思います。その点で、攻撃ペアの方が戦術の幅が広かったですね。

 カットについて付け加えるなら、1ゲーム目で早田/伊藤のミスを誘っていたカットは深さに加えて、高さもありました。一般的にカットは低い方が強打されにくいと思われがちですが、実際には肩から目線にかけての高さのボールがもっとも強く打ちにくいのです。それより低いと思い切りドライブできますし、それよりも高いと打ち下ろすことができます。
 私はこれを金璟娥(韓国)との対戦から学びました。ちょうど打ちやすい高さのボールが来たと思うのですが、回転をかけるのもスマッシュするのも難しく「打たされている」ということに気づいたのです。

 女子ダブルスは日本の2ペアとも準決勝まで取りこぼしなく勝ち上がってきたのですから、選手たちの力がついてきた証拠だと思いますし、日本女子のレベルが上がってきたとも言えると思います。明日の決勝は中国の若手ペアが相手ですが、いい試合を期待したいです。


速報を卓レポツイッターでお届けしますので、ぜひごチェックしてください。試合が一段落したら、より詳しい報道記事をアップしますので、そちらもお楽しみに!


なお、詳しい試合の結果は大会公式サイトでご確認ください。
ITTF(国際卓球連盟):https://www.ittf.com/tournament/5000/2019-world-championships/
2019 World Table Tennis Championships - Budapest:http://wttc2019.hu/

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