令和元年10月24~27日まで、島津アリーナ京都(京都府立体育館)で第86回全日本大学総合卓球選手権大会が開催。
大会3日目は男女ダブルスの準決勝と決勝が行われ、男子は木造勇人/田中佑汰(愛知工業大)、女子は熊中理子/三條裕紀(青山学院大)が優勝した。
【男子ダブルス】木造/田中佑が初優勝
●男子ダブルス決勝
木造勇人/田中佑汰(愛知工業大) 10,-8,4,6 龍崎東寅/沼村斉弥(明治大)
決勝は準決勝で宮本/田原(愛知工業大)との同士打ちを制した木造/田中と、浅津/小野寺(中央大)とのゲームオールの激戦を制した龍崎/沼村との対戦となった。
両者とも攻撃的なチキータレシーブがあるだけに、サービスレシーブが重要な試合となったが、精度で優った愛工大ペアが第1ゲームのジュースを取って先制。第2ゲームを奪われるも、田中の的確なコース取り、木造の思い切った攻撃などで3対1とし、初優勝を飾った。
愛知工業大の優勝は平成24年度の森本耕平/吉村真晴以来7年ぶりとなった。
2位の明治大ペアも龍崎の威力のあるフォアハンドドライブ、沼村のバックハンドカウンターなどを武器に準々決勝では及川/三部(専修大)を破るなど強さを見せた。
3位には浅津碧利/小野寺翔平(中央大)と宮本春樹/田原彰悟(愛知工業大)が入った。
【女子ダブルス】熊中/三條が初優勝
●女子ダブルス決勝
熊中理子/三條裕紀(青山学院大) 15,3,11 枝松亜実/木村香純(専修大)
第1シードの岩越/笹尾(早稲田大)が敗れた混戦ブロックを勝ち上がった枝松/木村と、第2シードの熊中/三條で争われた決勝は、バック面にツブ高ラバーを使う異質攻守型の三條のバックハンドの変化と打球点を落とした強烈なループドライブでチャンスをつくり、サウスポーの熊中が鋭角に決める連係のよさを武器に、競り合いを物にして3対0で快勝。青山学院大に全日学で12年ぶりのタイトルをもたらした。
2位の専修大ペアは異質型のサウスポー枝松とドライブ攻撃型の木村の両ハンドのバランスがよく、第1シードが崩れた混戦ブロックを勝ち上がった。
3位には松澤帆乃果/竹本朋世(淑徳大)と鎌田那美/金子碧衣(早稲田大)が入った。
日本学生卓球連盟:http://www.jsttf-takkyu.com/
関西学生卓球連盟:http://www.kansai-sttf.net/
(取材=佐藤孝弘)