1. 卓球レポート Top
  2. 大会
  3. 国内大会
  4. Tリーグ
  5. ドリームマッチ Tリーグ選抜が日本代表選抜に勝利

ドリームマッチ Tリーグ選抜が日本代表選抜に勝利

 2020年9月14日、大田区総合体育館(東京)で「2020 ジャパンオールスタードリームマッチ」が開催された。久々のトップ選手の出場する試合とあって、事前に行われていたクラウドファンディングでは、リモートマッチ(無観客でオンライン配信のみ)にもかかわらず、目標額を大きく超える支援と注目を集めた。
 大会直前に水谷隼の出場キャンセルという残念なニュースもあったが、第1部の男女混成の日本代表選抜対Tリーグ選抜の団体戦は競り合いとなり、大きな盛り上がりを見せた。

 各試合の結果は以下の通り(1ゲームマッチ。ジュースなしの11ポイント先取の特別ルール)
 日本代表選抜 4-5 Tリーグ代表選抜
第1試合 張本智和(木下グループ) 11-4 神拓也(T.T彩たま)
第2試合 早田ひな(日本生命) 10-11 木原美悠(木下アビエル神奈川)
第3試合 宇田幸矢(明治大) 4-11 田添響(岡山リベッツ)
第4試合 長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園) 4-11 出澤杏佳(トップおとめピンポンズ名古屋)
第5試合 丹羽孝希(スヴェンソン) 11-10 及川瑞基(木下マイスター東京)
第6試合 石川佳純(全農) 8-11 森さくら(日本生命レッドエルフ)
第7試合 張本智和(木下グループ) 11-10 戸上隼輔(琉球アスティーダ)
第8試合 早田ひな(日本生命) 11-10 加藤美優(日本ペイントマレッツ)
第9試合 森薗政崇(BOBSON) 3-11 及川瑞基(木下マイスター東京)

張本はトップで神に快勝! さらに磨きをかけてきた得意のバックハンドが光った

神は立ち上がりでリードするも張本の速さに対応しきれず逆転負け

木原は思い切ったプレーで早田との接戦を制した

第2試合では10-10からの1本勝負を落とした早田だが、第8試合では勝利をもぎ取った

「今までで一番良かった」というほどの当たり見せた田添響が宇田に快勝

けがで練習が十分にできなかった宇田だが復調を感じさせるプレーを見せた

出澤は持ち前の変化に加えて、意表をついた攻撃にも進境を見せ、ライバルの長﨑に勝利

長﨑は、出澤のアグレッシブなプレーの前に、持ち前の威力ある両ハンドを発揮できず

勝負どころで安定感抜群のプレーを見せた丹羽は及川に競り勝った

森は石川に初勝利を飾りこの笑顔

石川は森の攻撃的なプレーを前に守勢に回ったか
攻撃で先手を取り、10-8と張本を追い詰めた戸上だが悔しい逆転負け

粘り強いプレーを見せた加藤だが早田に惜敗

森園は4対4のラストのプレッシャーに負けたか、持ち前の粘り強さを見せる間がなかった

第5試合で破れた及川がラストで先輩の森園に勝利! ベンチに敬礼のポーズで締めた

 第2部はエンターテインメント要素の強い男子日本代表(張本・丹羽・森薗・宇田)対女子日本代表(石川・早田・長﨑)がハンデ戦で行われた。
 第1ゲームは4-0からサービス権は全て女子という大きなハンデで女子チームが先行。第2ゲームは男子チームの提案でサービスを1本交代に変更し、キャプテン丹羽が1人気を吐いて連続得点し、ラストは森薗が決めて1対1に。最終ゲームの第3ゲームは宇田と早田の全日本王者対決1本勝負! サービスを持った早田のハーフロングサービスをドライブしようとした宇田が角当て。エキシビションマッチながら本気の喜びを見せた女子チームと肩を落とす男子チームの様子は多くの卓球ファンに笑顔を運んでくれたのではないだろうか。

丹羽は男子チームキャプテンとして意地を見せた

ラストは全日本チャンピオン対決に

意外にも本気で臨んだ両チーム。白熱の試合内容となったエキシビションマッチは女子チームに軍配!

(取材=佐藤孝弘)

\この記事をシェアする/

Rankingランキング

■大会の人気記事

NEW ARTICLE新着記事

■大会の新着記事