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2020年度後期日本リーグ 〜女子1部は中国電力が連覇〜

2020年後期日本卓球リーグが、11月11~15日まで、熊本県の熊本県立総合体育館で開催。
女子1部は中国電力が優勝し、前回(2019年後期秋田大会)に続き、連覇を果たした。

新型コロナウイルスによって各種大会の延期や中止が相次ぐ中、全国各地から選手、チームが集まって開催される公式戦としては、この後期日本リーグが初だ。
 開催にあたり、一般社団法人日本卓球リーグ実業団連盟は、出場チームの選手やスタッフ、大会役員はもちろんのこと、我々報道陣など会場入りする全ての人を対象にPCR検査を要請。検査を受けた429名全員が陰性の結果を受けて、大会が開催された。
 大会は無観客で行われ、試合中は一度にベンチに入れるのは選手と監督、コーチ含めて最大4名までで、他の選手は観客席から応援。コートチェンジも行わず、試合間には十分な換気を行うなど、徹底した感染対策がなされていた。
 感染対策に関連し、試合方式も下記のように変更された。

・ダブルスは行わず4選手による4シングルス
・勝敗が決しても必ず4番まで試合を行う
・2-2の引き分けもあり
・勝ち数の多いチームが上位。勝ち数で並んだ場合は負け数の少ないチームが上位
※2020年度後期日本リーグ試合方式


【女子1部優勝 中国電力】
 ダブルスがなくなり、引き分けありという変則的な試合方式の中、女子1部を制したのは中国電力。7戦全勝でMVPに輝いた成本綾海を筆頭に、裏面ドライブを使う宋恵佳、シェーク異質型の土田美佳、カット主戦型の庄司有貴という多彩で充実した戦力で、2019年後期日本リーグ秋田大会に続き、連覇を果たした。
 中国電力は、第6戦で4勝同士のデンソーとの対決を3対1で制すと、最終戦では昭和電工マテリアルズに1対2と追い込まれたが、キャプテンの土田が平真由香をゲームオール9本で振り切って引き分けに持ち込み、優勝を決めた。
 ダブルスなしの試合方式変更は、土田/宋という絶対的なエースペアを持つ中国電力にとって不利に働くのでなはないかと思われたが、終わってみれば5勝0敗2分という安定感抜群の成績で頂点に立った。

■中国電力・松岡俊志監督の優勝インタビュー
「非常にうれしいです。春にコロナの影響で全国大会が全部中止になりましたが、試合がない中で練習や合宿を会社に認めていただきました。ただし、大会がないので、練習した成果をなかなか確認できないというのがずっと続いて、選手のモチベーションを保つのが大変でした。
 10月に合宿をしたときに、今回のタイムテーブルと同じように紅白戦を行って、体力面や休み時間をどう過ごすか、それによって体の状態がどうなるかなどを全部シュミレーションしました。その反省を持って今大会に臨みました。
 うちは下位のチームからの対戦でしたが、最初は4-0、4-0と順調にいけたと思います。そこで星を落とすようだと、あとに響いてくるというのを大会に入る前にみんなで確認をしていましたから。1ゲーム、1点が効いてくるので絶対にあきらめない、仮に負けるときでも点数をたくさん取ろうということを申し合わせました。負けそうな試合はいくつもありましたが、なんとか踏ん張って逆転してくれました。本当にすごい選手たちです。
(12月に行われるファイナル4は)去年惜しくも負けているので、ぜひとも優勝したいと思います」

成本綾海は7戦全勝でMVPを獲得

強烈な裏面ドライブで勝ち星を重ねた宋恵佳

キャプテンの土田美佳は勝負強さが光った

変化の激しいカットで勝ち星を積み上げた庄司有貴



【女子1部2位 十六銀行】
 昨年ファイナル4を制し、年間王者に輝いた十六銀行は、第2戦でデンソーに敗れ、第4戦では中国電力と引き分けたものの、それ以外は勝利して2位に入った。
 エースの安藤みなみに、ファイターの加藤千秋、ラリーに強い山本怜らをそろえたオーダーは中国電力に匹敵する充実ぶりで、その中国電力戦では勝利の芽もあった。しかし、惜しくも引き分け、ほんのわずか優勝に届かなかった。

昨年の年間王者・十六銀行が2位

全勝でチームを牽引した安藤みなみ

主将の加藤千秋は気迫のプレーでチームを盛り上げた

安定感のあるプレーを見せた山本怜

 

【女子1部3位 デンソー】
 ラリーに強い森田彩音、2018年インターハイチャンプの野村萌らを中心に終盤まで優勝戦線に踏みとどまったが、第6戦で中国電力に敗れ、力尽きた。

最終日まで優勝争いを演じたデンソーは3位

森田彩音はラリー戦に強さを見せた

気迫でチームを盛り上げた野村萌


【女子1部4位 昭和電工マテリアルズ】
 天才肌の鈴木李茄、カット主戦型の牛嶋星羅にルーキーの田口瑛美子が加入し、戦力がアップ。中国電力戦では、一時2対1とリードを奪い、地力の強さを見せた。

相変わらずのセンスフルなプレーを見せた鈴木李茄

ルーキーの田口瑛美子は新人賞を獲得



 上記4位までに入ったチームが、12月12~13日にエフピコアリーナふくやま(福山市総合体育館)で行われる2020年度日本卓球リーグプレーオフ JTTLファイナル4に出場し、年間チャンピオンをかけて争う。

【後期日本リーグ女子1部の最終順位】
1位:中国電力(5勝0敗2分)
2位:十六銀行(5勝1敗1分)
3位:デンソー(4勝3敗0分)
4位:昭和電工マテリアルズ(3勝2敗2分)
5位:サンリツ(3勝3敗1分)
6位:愛媛銀行(2勝4敗1分)
7位:エクセディ(1勝4敗2分)
8位:広島日野自動車(0勝6敗1分)

詳しい記録はこちらから
日本卓球リーグ実業団連盟:https://www.jttl.gr.jp/taikairesult/2020/09/2019-2.php

(取材=猪瀬健治)

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