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元全日本王者が斬る!渋谷浩の眼
〜会場に潜む勝敗の鍵〜

 いよいよ2021年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)が1月11日より丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催される。
 今大会は昨年来、感染拡大を続けている新型コロナウイルスの影響で、無観客、ダブルス種目なしという特例的な措置が講じられている。卓球レポートでは大会に先駆けて、元全日本王者の渋谷浩が、シングルス4種目の組み合わせを参考に見どころを解説する。まずは、各種目に先駆けて、この特殊な状況下で行われる全日本の見どころを渋谷に聞いた。

換気による「冷気」と「乾燥」に注意
さまざまな制限を受け入れて試合に臨んでほしい

 昨年からのコロナ禍の影響で、選手によっては、久しぶりの試合という選手もいるでしょうし、Tリーグに出ている選手などは、試合続きの選手もいるでしょう。試合をしていない選手の方が調整は難しいと思います。
 全日本は国内で一番権威のある大会なので、この大会にかける思いはどの選手も強いと思います。ですから、強化も調整も真剣に臨んでくると思います。

 今大会のポイントとして私が注目しているのが「換気」です。タイムテーブルを見ると、会場の換気のための時間を試合と試合の間に30分とっていますね。換気で外気を入れた後は会場内がかなり冷え込むことが予想されます。そこで、換気直後の試合では体と用具の調整が必要になってくると思います。特に、硬いラバーを使っている選手は影響を受けやすいでしょう。軟らかいラバーに比べて、寒さで硬くなりやすく、普段よりも弾みが悪くなる可能性があるからです。選手がこの変化にうまく対応できなければ、換気直後の試合は番狂わせが起きやすいでしょう。
 また、冷気に加えて、乾燥することも予想されます。乾燥すると、フロアマットがすべりやすくなるので、特に動きが大きい選手はその点も要注意です。

 また、Tリーグや日本リーグに出場している選手は、最近のプレーの傾向などが分かるので、対策を立てられやすいというデメリットがあるでしょう。同時に、一般の部で高校生と対戦する選手は、対戦相手がどこをどの程度強化してきているのかなどの情報が全くないと思うので、準備がしづらいと思います。この点でも、波乱が起きやすい大会になることが予想されます。

 さらに、今まではなかった、入場の際の検温や移動、練習場の利用についての行動制限などもあり、思い通りにできないことがあると思います。ただ、今回はそうした煩わしさや制限があってはじめて成立する大会なので、そうした状況を受け入れて、また、不測の事態にも対処できるように、いかに平常心で卓球台に向かえるかという点も勝敗を分けるポイントになると思います。

(まとめ=卓球レポート)


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詳しい試合の結果は大会公式サイトでご確認ください。
全日本卓球:http://www.japantabletennis.com/zennihon2021/
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