5月20〜28日までダーバン（南アフリカ）の国際展示場ICCダーバンで世界卓球2023ダーバンが開催される。
大会6日目の5月25日は、男女シングルス4回戦、男女ダブルス準々決勝、混合ダブルス準決勝が行われた。
女子ダブルスは準々決勝が行われ、ベスト4が出そろい、日本勢では長﨑美柚／木原美悠が準決勝進出を決めた。2大会連続2位の早田ひな／伊藤美誠は中国ペアに敗れ、惜しくもメダルに届かなかった。
▼女子ダブルス準々決勝
孫穎莎／王曼昱（中国） 4,15,8 李昱諄／鄭怡静（中華台北）
田志希／申裕斌（韓国） 9,13,4 スッチ／ポルカノバ（ルーマニア／オーストリア）
長﨑美柚／木原美悠（日本）8,-9,-6,2,3 マテロバ／バラゾバ（チェコ／スロバキア）
王芸迪／陳夢（中国） 10,9,10 早田ひな／伊藤美誠（日本）
国際経験は豊富ながら、世界卓球は初出場の長﨑／木原がメダルを確定させた。
マテロバ／バラゾバの国際ペアと対戦した長﨑／木原は、大きなラリーに強いヨーロッパペアに1対2とリードを許すが、ここから気持ちを入れ直した日本ペアは、ラリーにさせずに11-2、11-3と圧倒し、底力を見せた。
2大会連続2位の早田／伊藤は、「今大会こそ優勝」の強い決意で臨んだが、準々決勝で中国ペアと対戦する組み合わせに。王芸迪／陳夢との高速ラリー戦は互角に展開するも、ゲーム終盤の1点が取らせてもらえない日本ペアがあえなくストレート負け。3大会連続の決勝進出、4大会連続のメダルを逃した。多彩な仕掛け、戦術転換はさすがの日本ペアだったが、伊藤のけがで練習が十分にできていなかったことも響いたかもしれない。王芸迪／陳夢は準決勝で長﨑／木原と対戦する。
第1シードで前回王者の孫穎莎／王曼昱は、李昱諄／鄭怡静にストレートで勝利して準決勝進出。スッチ／ポルカノバの国際ペアを破った田志希／申裕斌と準決勝で対戦する。
（まとめ＝卓球レポート）
