7月22〜23日、東京都北区の東洋大学赤羽台キャンパスで「2023 全農CUP 東京大会」が開催。この大会は2024パリオリンピック選考会の第5回として行われ、男女各16名のトップ選手がトーナメント方式で優勝を争う。そして、順位に応じてパリオリンピック選考ポイントが付与される。
大会初日の本日7月22日は男子シングルスが1回戦から準々決勝（2回戦）まで行われ、ベスト4が出そろった。
※写真は田中佑汰（個人）
男子 ベスト4
▼男子シングルス1回戦の結果
張本智和（智和企画） 4-1 鈴木颯（愛知工業大学）
宇田幸矢（明治大学） 4-0 及川瑞基 （木下グループ）
田中佑汰（個人） 4-3 濵田一輝（早稲田大学）
谷垣佑真（愛知工業大学） 4-2 吉山僚一（日本大学）
篠塚大登（愛知工業大学） 4-3 松下大星 （クローバー歯科カスピッズ）
曽根翔（T.T彩たま） 4-3 有延大夢 （琉球アスティーダ）
横谷晟（愛知工業大学） 4-3 吉村真晴（TEAM MAHARU）
戸上隼輔 （明治大学） 4-1 木造勇人（関西卓球アカデミー）
▼男子シングルス準々決勝の結果
張本智和（智和企画） 4-2 宇田幸矢 （明治大学）
田中佑汰（個人） 4-0 谷垣佑真（愛知工業大学）
篠塚大登（愛知工業大学） 4-1 曽根翔（T.T彩たま）
戸上隼輔 （明治大学） 4-3 横谷晟（愛知工業大学）
第1シードの張本智和（智和企画）は、1回戦で鈴木颯（愛知工業大学）を退けると、準々決勝で宇田幸矢 （明治大学）と対戦。宇田の強打に苦しむ場面も見られたが、終盤に丁寧なプレーで宇田のミスを誘い、順当ともいえる4強入りを果たした。
田中佑汰（個人）は1回戦で濵田一輝（早稲田大学）とのゲームオールにもつれる大接戦を切り抜けると、準々決勝では谷垣佑真（愛知工業大学）をストレートで下し、ベスト4に入った。精巧なバックハンドと気迫で、明日の準決勝では張本に挑む。
篠塚大登（愛知工業大学） は初戦で 松下大星 （クローバー歯科カスピッズ）の鋭い裏面打法にゲームオールまで迫られるも、最終ゲームはスタートダッシュをかけて逃げ切り、準々決勝へ。準々決勝では曽根翔（T.T彩たま）の鋭いバックハンドを、ふところの広いフォアハンドでしのぎ、ベスト4入りを決めた。しばし腰の故障に苦しんでいた篠塚だが、今日のプレーを見る限り、復調といってよさそうだ。
前回優勝の戸上隼輔 （明治大学）は、体調が万全ではない中、気力をふりしぼってベスト4進出。横谷晟（愛知工業大学） との準々決勝では、いつもの猛攻が発揮できない中、ブロックと機を見たカウンターで横谷の猛攻をゲームオール9本でしのぎきり、底力を見せた。
●男子シングルス準決勝の組み合わせ
張本智和（智和企画） - 田中佑汰（個人）
篠塚大登（愛知工業大学） - 戸上隼輔 （明治大学）
詳しい記録は公益財団法人 日本卓球協会の大会ページまで
https://jtta.or.jp/tournament/draw?cd=10014
（取材＝卓球レポート）
