バタフライ アリーナ(柳井市体育館)のリニューアルオープンイベント
2025年2月11日、バタフライ アリーナ(柳井市体育館)のリニューアルオープンこけら落としイベントとして、プロ卓球Tリーグ2024-2025、日本生命レッドエルフとトップおとめピンポンズ名古屋の試合が行われた。
試合に先立ち、バタフライが展開する卓球ヒーロー、グレイザーマンが登場し、1000人を超える観客が大いに盛り上がった。
続いて、開催地を代表して井原健太郎柳井市長が「スポーツの町・卓球の町、柳井市にようこそ」と歓迎の挨拶。井原市長は運動は苦手とのことだが、しっかりと始球式を務めた。



1番ダブルス トップおとめピンポンズ名古屋の馬菀含/南波侑里香が先取点
Tリーグは終盤戦となり、日本生命レッドエルフが3位、トップおとめピンポンズ名古屋は4位で、プレーオフを争う2チームの直接対決となった。
日本生命は、直前の全日本ダブルスで優勝した笹尾/麻生ではなく、ともに世界卓球のダブルス種目で表彰台の実績を持つベテランの田志希/鄭怡静を起用。一方のトップ名古屋は馬菀含/南波侑里香が登場。
試合は左右コンビ同士で前陣でのラリーが互角でゲームオールにもつれるが、最終ゲームは攻守に冴えを見せた馬菀含/南波侑里香が田志希/鄭怡静を振り切って、貴重な先取点を挙げた。


2番 トップ名古屋の南波が社会人王者の笹尾下す
2番以降はシングルスとなるTリーグ。日本生命レッドエルフは全日本社会人優勝の笹尾明日香が登場。一方のトップおとめピンポンズ名古屋は1番のダブルスに続いて南波侑里香が出場した。
試合は笹尾が第1ゲーム終盤に連続ポイントを挙げて先行するが、南波はひるまず笹尾の強打を打球点の早いバックハンドで左右にさばく。追いすがる笹尾の追撃を許さず3対1で勝利をおさめ、トップ名古屋がはやくも勝利に王手をかけた。


3番 トップ名古屋の安藤が見事な連打で、勝利を確定
いきなり追い込まれた日本生命レッドエルフは若手の麻生麗名で逆転を狙う。ここで決めたいトップ名古屋は先日の全日本混合ダブルスで優勝した安藤みなみで勝利を期す。
試合は力のある両ハンドドライブで攻める麻生と前陣カウンターの安藤が互角のラリーを展開するが、勝負所の精度が高い安藤が競り合いながらも2ゲームを連取。すると第3ゲームは立ち上がりからスマッシュがさえわたって一気に引き離し、そのまま勝負を決めた。
安藤が3対0で麻生に快勝し、トップおとめピンポンズ名古屋がこの試合の勝利を確定させた。


4番 トップ名古屋の袁雪嬌が鄭怡静の強打を封じる
試合の勝敗は決したが、Tリーグの独自ルールで4対0で勝利するとさらに勝ち点が1つ加算される仕組み。
4番、なんとか完封を阻止したい日本生命レッドエルフは実力者の鄭怡静に託した。勝ち点の上積みを狙うトップおとめピンポンズ名古屋は袁雪嬌が登場。
試合はここまでのカードと同様に日本生命側が力で攻め、トップ名古屋側が前陣で対抗する展開。第1ゲームは鄭怡静が動きの良さで先行するが、第2ゲームの競り合いを袁雪嬌が奪って流れが変わる。鄭怡静は勝負所で攻めにミスが出て、袁雪嬌のブロックを打ち抜けない。このまま袁雪嬌が3ゲームを連取して、トップ名古屋が日本生命をシャットアウト。一気に勝ち点4を加えて2ポイント差に迫り、ますますプレーオフ争いから目が離せない展開となった。


試合後、トップおとめピンポンズ名古屋の若宮監督は「 勝ちたいと思って挑みましたが、まさか4対0で勝てるとは、私自身も驚いています。ダブルスは守りに入ると苦しくなるので、サービスやレシーブから積極的に仕掛けるようにしました。シングルスの南波と安藤は過去に戦ったことがある相手で、いずれも攻撃力のある選手だったので、攻められることも考えつつ戦術を考えました。 今日勝ったから終わりではなく、このあと崩れてしまってはこの勝利がもったいなくなるので、残り試合が多くて体力的に厳しいですが、今日のように攻める気持ちで試合ができればと思います。」とプレーオフ争いに向けて気持ちを引き締めた。
バタフライ アリーナ リニューアルオープン記念 Tリーグ女子結果
トップおとめピンポンズ名古屋 4対0 日本生命レッドエルフ
◯馬菀含/南波侑里香 -9,6,9 田志希/鄭怡静
◯南波侑里香 -9,8,3,9 笹尾明日香
◯安藤みなみ 8,10,2 麻生麗名
◯袁雪嬌 -7,9,6,7 鄭怡静
なお、詳しい記録等は Tリーグのホームページをご覧ください。
バタフライ アリーナ リニューアルオープン記念 Tリーグ関連行事
バタフライ アリーナ(柳井市体育館)のリニューアルオープンとTリーグ開催を記念し、日本生命レッドエルフ、大阪卓球倶楽部、バタフライなどが協力し、柳井市内で関連行事が行された。
2月10日の午前9時30分から、柳井小学校で卓球イベントが行われ、日本生命レッドエルフの村上恭和総監督、森聡詩コーチ、上澤杏音選手らが参加した。
500名を超える児童に囲まれ、トップレベルの卓球プレーを紹介。上澤選手に挑戦するコーナーや抽選会で大いに盛り上がった。
11時からは市内のルンビニ保育園に場所を移動。柳井市出身の脇村利恵子さん(大阪卓球倶楽部)からこども卓球台が寄贈され、さっそく園児らが卓球体験を行ない、楽しい時間を過ごした。





