2025年8月21～24日、福岡県の北九州市立総合体育館にて第56回全国中学校卓球大会が開催される。
競技最終目は男子シングルス準々決勝〜決勝が行われ、大野颯真（星槎）が優勝を果たした。
優勝 大野颯真（星槎）
▼男子シングルス準々決勝の結果
大野颯真（星槎） 8,1,7 大野斗真（野田学園）
岡田蒼空（成立学園） 6,9,10 今瑠希也（中間東）
小林右京（星槎） 7,3,5 栁本進太郎（明徳義塾）
平塚健友（城南） 8,6,8 柴田洸（星槎）
▼男子シングルス準決勝の結果
大野颯真（星槎） 6,3,-10,7 岡田蒼空（成立学園）
小林右京（星槎） 6,9,7 平塚健友（城南）
▼男子シングルス決勝の結果
大野颯真（星槎） 6,4,5 小林右京（星槎）
男子シングルスは昨年3回戦で姿を消した大野颯真（星槎）が大躍進を遂げ、2年生で初優勝を飾った。
準々決勝では双子の兄である大野斗真（野田学園）と対戦。昨年のカデット13歳以下の部で敗れている颯真が、この試合では、圧倒的な両ハンドの攻撃力で斗真の堅守を破りストレート勝ち。準決勝では岡田蒼空（成立学園）のカットをも広角に打ち分けて決勝進出。
決勝は普段は互角という小林右京（星槎）との同士打ちとなったが、「サービスの配球がよかった」という大野があっという間に3ゲームを連取し優勝を決めた。
■大野颯真選手のコメント
今回は何カ月も前から全中で優勝したいと思っていて、それで達成できたのはすごく嬉しいです。
小林さんとはほとんど五分五分で、今回も競るだろうなって思っていましたが、自分の調子が思ったよりも良くて、3対0で勝つことができました。
サービスの配球が今大会は全体通してよかったのと、あとはレシーブが、決勝はすごく思いっきりいけたことがよかったです。
（苦戦した試合は）3回戦の中谷選手の時にハーフロングの処理が良くなかったんですけど、そこからはすごく良かったと思います。
（大野斗真選手に対して）カデットで負けてて、選考会では勝ってるんですけど、やっぱり勝ちたいなという気持ちは他の試合と比べてすごく強かったです。
これまでは、ずっと前陣でしか打てなかったので、中陣とかでも打つような練習を結構やってきました。
今後の目標はまず、今年は全日本カデットと世界ユースで一つでも多くのいいメダルを取れるようにすることです。
2位 小林右京（星槎）
鋭い両ハンドの速攻で決勝まで快進撃を見せた小林右京。準決勝では平塚健友のカットに対してもパワーだけでなく、回転量、長短に差をつけるなど技ありのカット打ちを見せた。
3位 岡田蒼空（成立学園）
ための深いカットと攻撃型の選手に劣らないフォアハンドの引き合いの技術など、1年生にして意外性に満ちたカット主戦型としてさらなる成長が期待できる選手だ。
3位 平塚健友（城南）
カデット14歳以下王者の平塚健友が最後の夏で優勝を目指したが、決勝進出はならなかった。カット主戦型として恵まれた体格に攻撃力も向上し、今後がますます楽しみな選手だ。
試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
第56回全国中学校卓球大会：https://tabletennis.zenchuu.jp/eventresult/
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（取材＝卓球レポート）
