2025年8月26～28日、小学生チームの日本一を決める「ロートカップ 第43回全国ホープス卓球大会」がエスフォルタアリーナ八王子（東京都八王子市）で開催。
大会最終日の8月28日は男子決勝トーナメントの準々決勝から決勝までが行われ、TTS OHANA（A）（埼玉）が初優勝を飾った。
■優勝 TTS OHANA（A）（埼玉）
■男子決勝
TTS OHANA（A）（埼玉） 3-0 松生TTC（三重）
○倉林祐 3-1 大嶽
○權太 3-2 デッラスポレティーナ
○權太／上原 3-1 大嶽／山南
倉林祐 - デッラスポレティーナ
上原 - 山南
男子決勝は 前回3位のTTS OHANA（A）（埼玉、以下TTS OHANA）と予選リーグ2位上がりから勝ち進んだ松生TTC（三重）という、ともに初優勝を狙うチームの対戦。両チームは予選リーグで対戦しており、そのときはTTS OHANAが3対2で辛勝してリーグ1位を決めている。
試合は立ち上がりからTTS OHANAがペースを握る。トップの倉林祐が松生TTCの大嶽のパワードライブをうまくさばいて僅差のゲームを連取して先制点を挙げる。並行進行の2番はTTS OHANAの權太と松生TTCのデッラスポレティーナが一進一退の攻防でゲームオールジュースにもつれるが、前陣を死守して止めまくった權太が振り切ってTTS OHANAが初優勝に王手をかけた。
今大会の両チームの快進撃を支えたダブルスの対戦はTTS OHANAの權太／上原が松生TTCの大嶽／山南の強打を丁寧にかわしてリードを広げ、一気に勝負を決めた。
この結果、TTS OHANAが3対0で松生TTCを下して、男女を通じて埼玉県勢に初めてホープス日本一の栄冠をもたらした。
■TTS OHANA 小野達也監督の優勝インタビュー
本当に選手たちに頑張ってもらったので感謝の気持ちでいっぱいです。また、今日ここに来られなかった仲間たちもたくさんいますし、日本一の応援で声をからしてくれて、みんなで勝ち取った優勝だと思っています。
うちのチームはスーパーエースがいない中で、みんなで頑張ろうと話してきて。この全国ホープスの優勝というのは、この子たちが小学2年生の時から始まった4年目の集大成として優勝を目指して頑張ってきたので、それが実現できて本当にうれしい気持ちでいっぱいです。
大会に入る前から1本の勝負になってくるというところで、普段の練習から1本勝負をしてみたりとか、テンオールのシチュエーションをイメージして練習してきたところが勝因につながったと思っています。予選から常に厳しい戦いがあって何回も何回も選手が乗り越えてくれたんですけれども、それを取り巻くサポーターや仲間たちだったり、みんなで取り切れた、一勝一勝だったなと思っています。
決勝は正直やりづらい部分もありましたし、予選と組み合わせが変わってきたのでナーバスになったところがありました。逆にこっちも予選のラストで勝った權太選手を前半において強気で向かっていく姿勢を見せたかったので、オーダーで圧力をかけられたというところがすごく良かったなと思っています。
来年は一気に6年生が抜けるっていうところで、また非常に難しい戦いになると思いますが、これも一つのモチベーションに変えて連覇を目指せるように、部内争いから始まってくると思いますので、後ろを振り返らず、前を見て成長するだけだと思っています。
■2位 松生TTC（三重）
■3位 グランスター（愛知）
■3位 天王山卓球場（京都）
▼男子決勝トーナメント準々決勝
グランスター（愛知） 3-2 YOYO TAKKYU（東京）
TTS OHANA（A）（埼玉） 3-1 フェニックス卓球クラブ（福井）
天王山卓球場（京都） 3-2 STライトニング（富山）
松生TTC（三重） 3-2 福岡大野城卓球アカデミー（福岡）
▼男子決勝トーナメント準決勝
TTS OHANA（A）（埼玉） 3-1 グランスター（愛知）
松生TTC（三重） 3-2 天王山卓球場（京都）
記録詳細は下記のページをご参照ください。
ロートカップ・第43回全国ホープス卓球大会 - 公益財団法人日本卓球協会
（取材＝卓球レポート）
