［国内大会］

2025年全日本社会人卓球選手権大会
　～男子ダブルスは英田理志／松下大星が初優勝～

2025.10.24

　社会人卓球選手の日本一を決める第59回全日本社会人卓球選手権大会が、2025年10月24日（金）～26日（日）に那覇市民体育館（沖縄）で開催。
　大会初日は男女ダブルスが行われ、男子ダブルスは英田理志／松下大星（日の出医療福祉グループ）が初優勝を果たした。

【男子ダブルス優勝】
英田理志／松下大星（日の出医療福祉グループ）

▼男子ダブルス準々決勝
西康洋／川上尚也（日野キングフィッシャーズ）
　3(7,2,8)0
　　松平賢二／宮川昌大（協和キリン）

英田理志／松下大星（日の出医療福祉グループ）
　3(7,10,11)0
　　上村慶哉／三部航平（シチズン時計）

郡山北斗／小野寺翔平（リコー）
　3(5,-8,11,8)1
　　有延大夢／田添響（T.T彩たま／岡山リベッツ）

渡辺裕介／龍崎東寅（協和キリン／ケアリッツ・テクノロジーズ）
　3(4,7,6)0
　　遠藤竜馬／髙取侑史（日野キングフィッシャーズ／リコー）

▼男子ダブルス準決勝
英田理志／松下大星（日の出医療福祉グループ）
　3(10,6,11)0
　　西康洋／川上尚也（日野キングフィッシャーズ）

郡山北斗／小野寺翔平（リコー）
　3(-9,9,-2,5,9)2
　　渡辺裕介／龍崎東寅（協和キリン／ケアリッツ・テクノロジーズ）

▼男子ダブルス決勝
英田理志／松下大星（日の出医療福祉グループ）
　　3(6,-8,6,-9,9)2
　　郡山北斗／小野寺翔平（リコー）

　男子ダブルスは英田理志／松下大星が個人戦での初タイトルを手にした。
　二人とも実績十分の選手だが、日の出医療福祉グループのチーム新設に伴うペアリングとなった関係で1回戦からの登場となった。一戦一戦の積み重ねで上位シードを次々と連破して見事な戦いぶりを披露して勝ち上がった。
　決勝の郡山／小野寺（リコー）との試合は一撃強打で攻める英田／松下とラリーに持ち込んで勝機をうかがう郡山／小野寺が一進一退の展開でゲームオールにもつれる。
　最終ゲームは郡山／小野寺が反撃して英田／松下を下げさせて6-8とリードするが、ここで英田／松下にラッキーなネットイン。勝負所とみたベンチの高島規郎監督が「ネットの後は攻める」とゲキを飛ばす。これで息を吹き返した英田／松下が逆転し、最後も激しい打ち合いを粘りきって郡山／小野寺を振り切り、見事に社会人ダブルス日本一の座に就いた。

■優勝コメント
【英田】チームが発足して日本一をずっと目指してきて、初めてタイトルを取れたんで感慨ひとしおです。すごく支援していただいているし、環境も整えてくださってますし、それが優勝できた一番の要因です。それと父が沖縄に10年間住んでいて、その時の知り合いにすごい応援してもらったり、自分としても他の場所よりも力になったかなと思います。
【松下】やっぱり会社の方が応援してくれたり、サポートしていただいた、もちろん高島さんや小野さんも最後まで力になる言葉をかけてくださったりしました。（2018年に兄の海輝さんが優勝していますが）やっぱり簡単じゃなかった、兄もすごいなと思います。

　2位の郡山北斗／小野寺翔平（リコー）は、前回3位の有延大夢／田添響（T.T彩たま／岡山リベッツ）と渡辺裕介／龍崎東寅（協和キリン／ケアリッツ・テクノロジーズ）に打ち勝って決勝に駒を進めた。
　決勝は最終ゲームの終盤まで押し気味に進めたが、勝負所で英田／松下のスパートに一歩及ばなかった。

　3位には、前回優勝の西康洋／川上尚也（日野キングフィッシャーズ）、昨年に続いて準決勝に進んだ龍崎東寅／渡辺裕介（ケアリッツ・テクノロジーズ／協和キリン）が入賞した。