プロ卓球 Tリーグ2025-2026 男子セミファイナル
2025年3月22日、ノジマTリーグ2025-2026シーズンのプレーオフのセミファイナルが東洋大学(赤羽台キャンパス HELSPO HUB-3アリーナ)で開催。第2試合は 男子のレギュラーシーズン2位と3位が対戦するセミファイナル。
初めてプレーオフの切符を手にしたレギュラーシーズン2位の金沢ポートと、昨シーズンの年間王者でレギュラーシーズン3位のT.T彩たまが対戦。レギュラーシーズンは金沢が4勝1敗と勝ち越しているが、彩たまも4敗の内2試合がラストまで迫っており、今日も熱い試合が期待された。
レギュラーシーズンの成績によるアドバンテージ(両チームの勝ち点差)で、T.T彩たまは金沢ポートが指定する1マッチのオーダーを事前に開示。金沢ポートは2番を指定し、曽根翔選手が出場することがわかった上でオーダーを組んだ。
Tリーグならではの試合方式で1番はダブルスからスタート。
金沢は今シーズンのベストペア賞を獲得した𠮷田雅己(受賞パートナーは小林広夢)と、パリオリンピック混合ダブルス銅メダルの林鐘勳(韓国)を投入。一方の彩たまは木造勇人/有延大夢を起用した。
試合は立ち上がりからダブルス巧者の林鐘勳が台上で先手を取り、テクニシャンの𠮷田が呼応したコンビネーションがさえ、第1ゲームを先行する。第2ゲームは彩たまの木造が揺さぶって有延がドカンと打ち抜くパターンで追いすがるが、9-9から金沢ペアがうまくしのいで彩たまペアを振り切り、幸先良く先取点を挙げた。
続く2番、レギュラーシーズンの順位による金沢のアドバンテージで、彩たまは2番に出場する選手を開示し、曽根翔が指名された。これに対して金沢は今シーズンのシングルスで3試合のみの小林広夢を投入した。
愛工大名電高の同級生対決となった一戦は、両者の持ち味である一撃強打の応酬となった。いずれのゲームも競り合うが、ラリーでの精度の差で勝る曽根がストレートで小林を下し、彩たまが星を五分に戻した。
3番、金沢は実力者の田中佑汰、一方の彩たまは2月の世界卓球2026ロンドン日本代表選考会で優勝した宇田幸矢
立ち上がりから宇田が攻めてリードを奪うが、田中がフォアへの揺さぶりで追いついてジュースにもつれる。ここでも強気の宇田がフォアハンドの連打で決めて先行する。宇田はそのままの勢いで攻勢を続けて競り勝ち、2ゲームをリードした。第3ゲームは田中が宇田の打ち気をそらして奪い返すが、第4ゲームの競り合いをまたもジュースで攻め切った宇田が3対1で勝利を収め、彩たまが決勝に王手をかけた。
追い込まれた金沢はレギュラーシーズン最多勝の谷垣佑真。彩たまはレギュラーシーズン最優秀選手賞の有延大夢。
競り合いの予想に反して立ち上がりから谷垣の好守がさえて7-0として第1ゲームを先行する。第2ゲームは有延が台上の出し入れで谷垣のミスを誘い、あっさりと奪い返す。こうなると両者互角で5-5となるが、谷垣がコースを突いた送球で9-5と引き離し、2対1とリード。第4ゲームは一進一退の展開となるが、4-4から谷垣がスパートをかけ、金沢がラスト勝負に持ち込んだ。
勝負が決まる5番、Tリーグ独自のビクトリーマッチは1ゲームのみ。金沢は西東監督が「谷垣と心中するつもり」という大黒柱の谷垣を連投。一方の彩たまは昨年のセミファイナルでビクトリーマッチを勝利したエース宇田にかける。
試合は谷垣が手堅いプレーで宇田のミスを誘って5-2でチェンジエンド。6-2から宇田がチキータ2本からリズムをつかんで6-6とすると、谷垣が台際のボールに硬さが出て7-7と五分に戻る。流れが変わったかと思われたが、谷垣が再びエンジンをかけて一気に4本を奪い取り、熱戦に終止符を打った。
この結果、 金沢がビクトリーマッチを制して彩たまを下し、年間王者の木下マイスター東京が待つ代々木第二行きの切符を手にした。
男子セミファイナル
金沢ポート 3ー2 T.T彩たま
1番 ○𠮷田雅己/林鐘勳 2(7,9)0 木造勇人/有延大夢
2番 小林広夢 0(-8,-6,-9)3 曽根翔○
3番 田中佑汰 1(-12,-8,6,-10)3 宇田幸矢○
4番 ○谷垣佑真 3(2,-4,8,6)1 有延大夢
5番 ○谷垣佑真 1(7)0 宇田幸矢
プレーオフにグレイザーマン見参!
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詳しい記録はこちらから
ノジマTリーグ2025-2026プレーオフ男子セミファイナル
https://tleague.jp/schedule/detail.php?id=1275
(取材=卓球レポート:兼吉秀洋)




