2026年8月21~24日、岡山県の総社市スポーツセンター体育館(きびじアリーナ)にて第57回全国中学校卓球大会が開催される。
最終日となる8月24日は女子団体の準決勝と決勝が行われ、横浜隼人(神奈川)が初優勝を果たした。
▼女子団体準決勝の結果
四天王寺(大阪) 3-2 山陽学園(岡山)
吉岡 -7,-7,-9 齋木○
大山 -7,10,-9,-10 末瀬○
○新谷/五十畑 3,7,8 橋本/藤原
○村松 9,9,7 後
○武田 6,9,-8,7 坂巻
横浜隼人(神奈川) 3-2 武蔵野(東京)
○馬場 7,2,-14,6 津田
武山 8,-1,5,-9,-9 坂野○
○宮田/岡田 11,5,6 神沢/佐藤
髙田 7,-7,5,-3,-10 嶋田○
○赤川 2,-8,3,4 大嶋
▼女子団体決勝結果
横浜隼人(神奈川) 3-2 四天王寺(大阪)
○赤川 6,-7,6,8 大山
○武山 -8,4,5,9 吉岡
宮田/岡田 -5,-3,7,-4 新谷/五十畑○
馬場 -8,-7,6,-8 村松○
○髙田 7,9,9 武田
優勝 横浜隼人(神奈川)
女子団体は、春の中学選抜優勝の横浜隼人(神奈川)が制し、全中初優勝を果たした。選抜王者で優勝候補の一角だったとはいえ、「どこで負けてもおかしくなかった」と横浜隼人の中間卓也監督が振り返る通り、接戦の連続を切り抜けての戴冠だった。
明誠U15(島根)との準々決勝では、0対2とされたところからダブルスを起点に逆転し、最後は2年生の徳永が勝利して準決勝進出を果たすと、準決勝の武蔵野(東京)との関東対決も2対2のラストまでもつれる大接戦になったが、今度は1年生の赤川が冷静な変化速攻で勝利して決勝進出を果たす。
迎えた四天王寺(大阪)との決勝では、1番で赤川が大山を、2番で武山が吉岡を下して一気に初優勝に王手をかけるが、常勝軍団・四天王寺にダブルスを返され、4番でキャプテンの馬場が四天王寺エースの村松に敗れ、命運は横浜隼人2年生の髙田対四天王寺1年生の武田の5番に委ねられた。
両チームが固唾を飲む中、始まった試合は、球威でまさる髙田が果敢な両ハンドで第1ゲームを奪うと、第2ゲームの競り合いも制して王手をかける。山陽学園(岡山)との準決勝ラストで勝利し、チームを救った武田も丁寧なツッツキからのカウンターで応戦するが、髙田の気迫と球威を抑えきれない。結果、第3ゲームも終盤まで競り合うが、髙田が気迫でボールをねじ込んで9本で勝利。
「みんなが活躍してくれたことが本当にうれしい」と中間監督が目を細めたように、誰かが負けても誰かがカバーする、まさにチーム全員卓球で、横浜隼人の名を全中の歴史に新たに刻んだ。
■横浜隼人 中間卓也監督のコメント
いやー、実感が沸かないです。決勝トーナメントはずっと接戦が続いていて、選手みんなが頑張って勝ちをつないでくれて、一戦一戦戦っていたので、まだこの先があるんじゃないかという気持ちです。私としては実感はないんですけど、選手たちは春の選抜を優勝してからずっと夏に優勝しようと目標を掲げていました。本当に苦しい試合がすごく多くて、どこで負けてもおかしくなかったんですけれど、最後の最後までボールを追いかけていった選手たちの姿を見て、練習をずっと頑張ってきて良かったというか、すごく嬉しい気持ちでおります。みんなが負けてみんなが勝ったので、みんなに活躍の場があったことが本当に良かったと思います。
今年はどのチームも強いので、「向かっていこう」をスローガンに、思い切った攻撃と、相手が攻撃してきたらカウンターで応戦し、流れをつくる戦いをイメージして練習してきたことが良かったと思います。
高校生は今年はインターハイに行けなかったので、今回優勝した3年生が高校に入ってインターハイ出場、インターハイ優勝を目標に頑張らせていきたいですし、中学生も現在18人いて今回連れてこられなかった選手もいるので、また新しいチームで来年の選抜、全中も勝ち続けられるよう頑張っていきたいと思います。
2位 四天王寺(大阪)
山陽学園との準決勝を0対2とされたところから逆転勝ちを収め、優勝にかなり近づいたかに思われた四天王寺だったが、横浜隼人に敗れて4大会ぶりの優勝ならず。
決勝では1番、2番を競り負けたところからラストまで追い付いたが、横浜隼人の層の厚さに振り切られた。
優勝にはわずかに届かなかったが、絶対エースの村松、ダブルス全勝の新谷、五十畑は2年生で、ラストで敗れた武田も1年生とチームは若い。来年の雪辱に期待したい。
3位 武蔵野(東京)
名経大高蔵(愛知)、清卓ジュニア(青森)に競り勝った武蔵野が昨年に続いて表彰台。関東勢対決となった横浜隼人との準決勝では互角の勝負を演じたが、ラストで大嶋が赤川の変化速攻に屈し、決勝進出はならなかった。
3位 山陽学園(岡山)
四天王寺に対して前半で2対0とし、勝利目前まで迫ったが、ダブルス以降を奪われ、惜敗。惜しくも決勝進出はならなかったが、地元岡山で表彰台まで勝ち上がり、大いに存在感を放った。
試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
第57回全国中学校卓球大会:https://tabletennis.zenchuu.jp/eventresult/
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(取材=卓球レポート)




