第58回世界卓球選手権団体戦が、韓国の釜山で2月16〜25日にかけて開催される。
大会4日目の2月19日（月）の女子団体グループリーグの模様を抜粋して紹介する。
※写真はブラジル戦2番で勝利した張本美和（日本）
【女子グループ1】
中国 3-0 ハンガリー
○陳夢 3-0 マダラズ
○孫穎莎 3-0 ナジバルディ
○王芸迪 3-0 バリント
トップで陳夢が集中したプレーで勝利し、流れに乗った中国がハンガリーにストレート勝利。 初戦のインド戦で予想外の大苦戦を強いられた中国だが、以降の3戦は全てストレートで勝利を収め、危なげなくグループリーグ1位通過を決めた。
【女子グループ5】
プエルトリコ 3-2 マレーシア
ブルゴス 0-3 チャン○
○A.ディアス 3-0 リン
M.ディアス 1-3 ホ○
○A.ディアス 3-1 チャン
○ブルゴス 3-2 リン
前回の成都大会ベスト16のプエルトリコは、ここまで勝ち星なしの2敗と苦しんでいたが、マレーシアとの接戦を制し、ようやく初白星。1対2で回ってきた4番でエースのA.ディアスが苦手のカット主戦型のチャンを辛抱強く攻略してラストにつなぐと、5番はブルゴスがゲームオールの接戦を制し、リーグ突破に望みをつないだ。
【女子グループ8】
エジプト 3-1 ウクライナ
○ゴーダ 3-0 ブラテイコ
○メシュレフ 3-0 マティウニナ
アルホダビ 0-3 ディミトレンコ○
○メシュレフ 3-0 ブラテイコ
ゴーダ - マティウニナ
フランスが3戦全勝で首位を走るグループ8で、1勝1敗のエジプトとウクライナが対戦。試合はエジプトのエース・メシュレフが両ハンドで厳しくコースを突いて2点取りしてチームを勝利に導き、グループリーグ突破を大きく引き寄せた。
【女子グループ7】
ルーマニア 3-1 セルビア
○スッチ 3-0 ヨキッチ
○ドラゴマン 3-1 スルヤン
ザハリア 1-3 ルプレスク
○スッチ 3-2 スルヤン
ドラゴマン - ヨキッチ
ルーマニアがセルビアを下し、グループリーグ4戦全勝で1位通過を確定。3番を落とすも、エースのスッチがスルヤンとのゲームオールにもつれた接戦をしのぎ、決勝点を挙げた。
【女子グループ2】
日本 3-0 ブラジル
○早田ひな 3-0 G.タカハシ
○張本美和 3-0 B.タカハシ
○平野美宇 3-0 アレシャンドリ
早田ひな - B.タカハシ
張本美和 - G.タカハシ
日本はグループリーグ最終戦でブラジルとの全勝対決を完勝し、順当に1位通過を果たした。
1番はエースの早田ひながG.タカハシを両ハンドで圧倒し、先制。
2番は張本美和がブラジルエースのB.タカハシのリスキーなカウンターに面食らう形で序盤リードを許すが、徐々に両ハンドの質を上げてB.タカハシの攻撃を封じ込め、ストレート勝利で日本が王手をかける。
続く3番、平野美宇の相手は、隻腕のアレシャンドリ。パラリンピック銀メダルの実績を持つアレシャンドリのセンスあふれるプレーに時折押される場面もあったが、平野が要所を締めてストレート勝利し、日本が無傷で決勝トーナメント進出を決めた。
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（まとめ＝卓球レポート）
