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卓レポ名勝負セレクション 
Rising Zhang Jike! 張継科 Select.4

 卓球レポートは国内外のさまざまな大会へ足を運び、およそ半世紀にわたり、あまたの熱戦を映像に収め続けてきた。その膨大な映像ストックの中から、語り継がれるべき名勝負を厳選して紹介する「卓レポ名勝負セレクション」。
 今シリーズは、「RISING Zhang Jike!」と題し、チキータを武器に世界の頂点へと駆け上がった張継科(中国)の名勝負の数々をお届けしている。
 今回は、王皓(中国)との2011年世界卓球選手権(以下、世界卓球)ロッテルダム大会男子シングルス決勝を紹介しよう。

■ 観戦ガイド
「このチャンスを逃したら10年たっても世界チャンピオンにはなれない」
決意の張継科が、世界ランキング1位の王皓に挑む

 2011年世界卓球ロッテルダム大会で世界卓球男子シングルス初出場を果たした張継科は、準々決勝で王励勤(中国)、準決勝ボル(ドイツ)と強豪を連破し、決勝へ進んだ。
 特に、ボルとの準決勝は「自分のベストを尽くせたと思っています」と、後に張継科が自身のベストゲームに挙げるほど圧巻のプレーを披露。中国が最も警戒するボルを大舞台で圧倒したという結果は、本人の糧になったことはもちろんのこと、中国首脳陣が張継科に対する信頼を一気に深めた一戦になったといえるだろう。

 決勝の相手は、王皓。ペンドライブ型ながら、シェーク攻撃型を上回るほどの裏面ドライブを駆使したプレースタイルは唯一無二で、2009年世界卓球横浜大会男子シングルスを制し、この大会にも世界ランキング1位で臨んでいた。
 王皓は、準々決勝で水谷隼(日本)を圧倒し、準決勝では張継科と同じく次期中国エース候補の馬龍(中国)を力でねじ伏せて勝ち上がってきており、世界卓球連覇に向けて隙は見当たらない。

 張継科は、最強の相手を前にした心境を、次のように当時の卓球レポートに語っている。
「ボルに勝つことができて、決勝は同士打ちなので『絶対に優勝するぞ』という気持ちではありませんでした。でも、決勝の前に30分かけて考えてみたんです。
『こんなチャンスはめったにないし、自分の調子も上がってきている。このチャンスを逃したら、この先10年たっても世界チャンピオンにはなれない』と。王皓とはナショナルチームで毎日練習していました。大げさに言えば、目をつぶってでもどこにボールが返ってくるのかがわかります。だから、決勝戦は戦術よりも、勝ちたいという試合に対するモチベーションを上げることに時間をかけました(卓球レポート2011年7月号より抜粋)」

 初出場で決勝へ進んだ満足感に浸りそうなところを踏みとどまり、気持ちをつくり直したという張継科。
 初のビッグタイトルを渇望し、最強の王皓に対して怯まず果敢に挑む張継科に注目だ。
(文中敬称略)

(文/動画=卓球レポート)

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