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第27回 回り込みフォアハンドドライブを究める!(水谷隼)

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今回の達人 水谷隼(木下グループ)
勝つためのテクニックを達人がレクチャーする「究める」シリーズ。今回は、回り込みフォアハンドドライブを究めるためのポイントを伝授する。


 スピーディーな今の卓球では、バック側に来たボールはバックハンドで対応するケースが一般的だ。しかし、バック側にボールが来たら、バックハンドだけでなく、チャンスがあれば回り込んでフォアハンドで攻撃することも大切だ。
 今回は、回り込みフォアハンドドライブを大きな得点源にする水谷隼が、この技術のポイントを教えてくれる。
 バック側に来たボールを回り込んでフォアハンドドライブで攻撃できると、得点力が増す上に、戦い方のバリエーションも広がる。水谷選手が教えてくれるポイントを参考にして、回り込みフォアハンドドライブを究めよう。

※本文の技術解説は左利きプレーヤーを想定しています



達人からのアドバイス
 回り込みフォアハンドドライブを成功させる上では、「見極め」が重要です。回り込みは有効ですが、だからといって、バック側に来たボールに対してなんでもかんでも回り込めるわけではありません。自分の判断が遅くなってしまった場合や、相手のボールが厳しかった場合に無理に回り込もうとしても、いいボールは打てないでしょう。
「なんでもかんでも回り込む」ことに加え、「バックハンドで対処できないから回り込む」というのも、あまりいい結果につながりません。
 
 これらを踏まえ、僕は、回り込む前のボール(具体的には右利きの相手のフォア側へのバックハンド)で相手を押し、「次のボールはかなり高い確率でこちらのバック側にボールが来るだろう」と強く予測できる状況をつくります。そうした流れをしっかりつくった上で、バック側に回り込むことを意識しています。



達人からのアドバイス
 バック側に回り込む時の足の動きを説明します。
 左利きの僕の場合は、まず右足をバック側に小さく動かします。この右足をきっかけにして右足をバック側に動かし、次いで左足を斜め前に動かします。このように、左足→右足→左足(右利きの選手は右足→左足→右足)の順に足を3回動かすことが、回り込む時の足の運び方です。
 床すれすれに足を動かすことを意識して、体勢が詰まらずに打てるベストな位置まで素早く回り込みましょう。
 バック側に回り込みながら、台に対して半身になるくらい腰をしっかりひねり、力強くスイングできるようバックスイングを取ります。



達人からのアドバイス
「バック側にボールが来る」という強く予測できる状況をつくり、バック側に素早く回り込んで準備したら、重心移動と腰の回転を使ってフォアハンドドライブします。

 僕がこのケースで心掛けているのは、「思い切り打つ」ことです。バック側へ回り込むということは、フォア側を空けることでもあります。そのため、回り込んだ時の打球が中途半端だと、相手に空いたフォア側を突かれて不利になってしまいます。
 このことを踏まえ、僕がバック側へ回り込んでフォアハンドドライブする時は、次への戻りを考えすぎず、「この1球で決める」つもりで思い切りフォアハンドドライブするよう心掛けています。


(取材/まとめ=卓球レポート)

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