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第23回夏季デフリンピック競技大会サムスン2017の日本選手団壮行会が開催

平成29年6月28日、参議院議員会館にて第23回夏季デフリンピック競技大会サムスン2017の日本選手団壮行会が行われた。


デフリンピック2017に参加する日本選手団

左から大平静也団長、高岡理吏選手、亀澤理穂選手、須藤聡美監督

福澤朗アナが司会を務めた

日本選手団ドリームサポーターの平野早矢香さんが選手へエール

 この壮行会は国会議員の支援により、障害者スポーツ・パラリンピック推進議員連盟において「デフリンピック支援ワーキングチーム」が発足し今回初めてこのような形で開催された。

 壮行会では、司会は福澤朗アナが務め、最初に主催者を代表して石野富志三郎デフリンピック派遣委員会委員長が挨拶。その後、来賓として丸川珠代東京オリンピック・パラリンピック担当大臣、鈴木大地スポーツ庁長官、そして日本選手団ドリームサポーターとして平野早矢香さんが選手へ熱いエールを贈り選手団を激励した。大会は、トルコのサムスン市で平成27年7月18日(開会式)~30日(閉会式)の期間で行われる。なお、卓球競技は7月18~27日に行われる。

 取材をして感じたことは、まだデフリンピックへの認知度は正直高くはない。それは出場する選手たちや監督、スタッフも感じていること。今回出場する選手たちはデフリンピック大会を通して、メダルを獲得するという目標とともに、たくさんの人に競技のすばらしさを伝える、そんな思いが選手たちの熱いまなざしから伝わってきた。


<卓球競技出場選手の抱負>

●亀澤理穂選手

「メダルを獲得できるようにがんばります。ここから大会までしっかり準備して臨みたいです。また日本で応援してくれる方に勇気と感動をあたえられるようにがんばります。」

●高岡里吏選手

「私は団体とシングルスに出場します。どちらもメダルが取れるようにがんばります。また全体としてダブルスも含めて3種目でメダルを目標にがんばりたいと思います。」


なお、川崎瑞恵選手は大学の試合のため出席できなかった。

 

-デフリンピックとは-

「デフリンピック(Deaflympics)」とは、障害当事者であるろう者自身が大会を運営する、ろう者のための国際的なスポーツ大会である。夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催された歴史のある大会。競技ルールはオリンピック競技にほぼ準じているが、聴覚障害者はピストルスターターの音や審判の合図が聞こえない。そのためデフリンピックでは、競技に必要な音声情報などを光や国際手話などにより、視覚的に保障された競技環境が構築されている。この部分がデフリンピックの独創性と言える。選手同士が耳が聞こえない立場でプレーするという公平性の観点から、競技会場に入ったら練習や試合中は補聴器等を装用することは禁止されている。参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好を深められることも大きな意義がある。


大会公式ウェブサイト:http://www.deaflympics2017.org/en

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