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ワールドツアー・ドイツオープン ~早田/平野が女子ダブルスで優勝!~

11月7日~12日までITTFワールドツアー・ドイツオープンが開催された。男子シングルスは地元・ドイツのオフチャロフが樊振東(中国)、ボル(ドイツ)と強豪を連破して優勝。女子シングルスは陳夢(中国)が頂点に立った。日本勢では女子ダブルスで早田/平野(希望が丘高/JOCエリートアカデミー・大原学園)が初優勝を果たした。


 男子シングルスはオフチャロフ(ドイツ)が優勝。オフチャロフは2回戦で閻安(中国)、準決勝では樊振東(中国)と中国勢を連破すると、決勝では先月のワールドカップに続いてボル(ドイツ)と対戦。激しい打ち合いをゲームオールの末に制して地元・ドイツで9度目のツアー優勝を達成した。
 日本勢では松平健太(木下グループ)がドリンコール(イングランド)、丁祥恩(韓国)を破ってベスト8に進出。世界ランキング上位の水谷隼(木下グループ)は2回戦で李尚洙(韓国)に丹羽孝希(スヴェンソン)は1回戦で丁祥恩に敗れた。
 なお、今大会には樊振東、許昕、張継科ら、馬龍を除いた中国のトップ選手も出場したが、樊振東は準決勝でオフチャロフに、許昕は準々決勝で李尚洙(韓国)に、張継科は1回戦でアポロニア(ポルトガル)に敗れるなど決勝に勝ち残ることができなかった。

 女子シングルスは陳夢(中国)が今年3度目のワールドツアー優勝を飾った。陳夢は準々決勝で陳可、準決勝で馮亜蘭、決勝で朱雨玲と同士打ちを制した。決勝の朱雨玲戦はフルゲームまでもつれたが最終ゲームは朱雨玲を大きくリードして勝利をつかんだ。このほか、日本勢では石川佳純(全農)が武楊(中国)をストレート勝ち。中国勢の一角を崩してベスト4に入賞した。石川のほか、伊藤(スターツSC)が早田に勝利してベスト8に入賞した。

 

 男子ダブルスは李尚洙/鄭榮植(韓国)が優勝。決勝の張本/木造(JOCエリートアカデミー/愛工大名電高)との一戦は0対2の劣勢から逆転で頂点をつかんだ。敗れた張本/木造はマッチポイントを握る場面もあったが、惜しくもツアー初優勝を逃した。しかし、2人は準々決勝で樊振東/許昕(中国)に勝利。6月の中国オープンに続く大金星を挙げて世界に再び衝撃を与えた。

 女子ダブルスでは早田/平野が初優勝。早田/平野は準々決勝で田志希/梁夏銀(韓国)を3対1で破ると、準決勝では陳夢/朱雨玲(中国)を破った顧玉婷/蘇慧音(中国/香港)と対戦。互いに競り合う展開となるもゲームオールで勝利すると、決勝では陳思羽/鄭怡静(中華台北)にストレート勝ち。平野の前陣での速攻と早田の中陣からの両ハンド強打が噛み合い、初優勝を飾った。
 

 21歳以下男子シングルスは薛飛(中国)が優勝。決勝では及川(専修大)を破って頂点をつかんだ。2位の及川は準々決勝で木造との熾烈な同士打ちを制するなど、決勝まで勝ち進んだが惜しくもタイトル獲得とはならなかった。日本勢では及川のほかベスト8に吉村和弘(愛知工業大)、木造が入賞した。21歳以下女子シングルスは陳可(中国)が孫銘陽(中国)を3対1で破り頂点に立った。日本勢では前田(日本生命)がベスト4、安藤(専修大)、長﨑(JOCエリートアカデミー)がベスト8に入賞した。各種目の主な結果は以下の通り。

 

 

■男子シングルス

優勝:オフチャロフ(ドイツ)

*ベスト8:松平健太(木下グループ)

 

■女子シングルス

優勝:陳夢(中国)

*3位:石川(全農)、ベスト8:伊藤(スターツSC)

 

■男子ダブルス

優勝:李尚洙/鄭榮植(韓国)

*2位:張本/木造(JOCエリートアカデミー/愛工大名電高)

 

■女子ダブルス

優勝:早田/平野(希望が丘高/JOCエリートアカデミー・大原学園)

 

■21歳以下男子シングルス

優勝:薛飛(中国)

*2位:及川(専修大)、ベスト8:吉村和弘(愛知工業大)、木造(愛工大名電高)

 

■21歳以下女子シングルス

優勝:陳可(中国)

*3位:前田(日本生命)、ベスト8:安藤(専修大)、長﨑(JOCエリートアカデミー)


今大会の記録は日本卓球協会、国際卓球連盟のホームページに掲載されています。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com

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