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卓球 世界ランキング 新制度の要点

 卓球の世界ランキングが2021年から新制度になり、その詳細が国際卓球連盟(ITTF)より2021年1月6日付で発表された。
 新制度での世界ランキングの種類は、現時点では、男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルスペア、女子ダブルスペア、男子ダブルス個人、女子ダブルス個人、混合ダブルスペア、混合ダブルス個人の8種類。このほか、2020年まで設置されていた年齢別の世界ランキング(21歳以下、18歳以下、15歳以下)に代わって「ユース」というカテゴリの世界ランキングが設置されることになっている。ただし、ユースの世界ランキングとチームランキングについては、現時点では詳細は発表されていない。
 なお、これまで世界ランキングは1カ月に1度のペースで発表されていたが、新制度では、世界ランキングは毎週発表されることになっている。

 さて、ここからは男子シングルス、女子シングルスに絞って世界ランキングの決め方について触れる。
 基本的な仕組みはこれまで同様で、世界ランキングは大会の成績によって得られるポイントをもとに決定する。獲得できるポイントは大会のカテゴリーごとに決められており、成績の良い方(ポイントが高い方)から8大会分のポイントを合計して世界ランキングを決定する。ただし、対象となる大会は2021年以降の大会となる(2020年までの大会は8大会のうちに数えない)。
 そこで、まずは経過措置として、2021年のランキングは、2020年12月のポイントの何割かが保持されることになった。そこに大会での獲得ポイント(成績の良い方から8大会分のポイント。ただし対象となる大会は2021年以降)を加算して、2021年の世界ランキングは決定される。
 2021年第1週の世界ランキングは、2020年12月のポイントの80%が保持された状態でスタートした。

◆卓球 世界ランキング
男子 2020年12月 2021年 第1週
女子 2020年12月 2021年 第1週

 2020年12月のポイントが保持される割合は、6週ごとに10%ずつ減っていく。1週目から6週目まで80% → 7週目から12週目まで70% → 13週目から18週目まで60%(以下省略)と漸減し、49週目にゼロとなって、1年で経過措置が終了することになる。

【2021年5月12日追記】
2020年12月のポイントが保持される割合について、2021年5月10日付けで変更があった。国際大会の開催が難しい現状を鑑み、2020年12月のポイントが60%保持される期間を、第30週まで延長。第31週以降については状況に応じて検討される。

【2021年10月追記】
2020年12月のポイントが保持される割合について、2021年9月21日付けで変更があった。2020年12月のポイントが60%保持される期間を、第47週まで延長。第48週以降は50%に引き下げ、2021年末まで50%のままとする。

 2021年の世界ランキングのポイント対象大会は、2月28日から始まるWTT中東が最初になる模様。新制度では、ポイントの有効期間は1年(翌年の同じ週まで)となる。
 なお、これまでは例外として世界選手権大会、ワールドカップ、ワールドツアー・グランドファイナル、大陸選手権大会、大陸杯のポイントは次回の開催まで有効という規程があったが、新制度ではこの例外は廃止され、次回大会の開催有無にかかわらず、有効期間は1年(翌年の同じ週まで)となる。

WTTスターコンテンダー ドーハ 出場予定選手

WTT(World Table Tennis)の最初の大会であるWTT中東は、3月3〜6日(予選は2月28日〜3月2日)にWTTコンテンダー ドーハが、3月8〜13日(予選は3月6〜7日)にWTTスターコンテンダー ドーハが行われる。国際卓球連盟は、WTTスターコンテンダー ドーハの男女シングルス決勝トーナメントから出場する選手(40人)を次のように発表。このほか予選を勝ち上がった8選手が加わり、48人で決勝トーナメントが行われる。
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