ダニエラ・モンテイロ・ドデアン（ルーマニア）が故郷のアラド（ルーマニア）に卓球アカデミー「ダニエラ・ドデアンアカデミー」を開設した。地元の大学と提携した施設で、観客席を備えたアリーナに卓球台12台を設置している。念願のアカデミーが完成し、ダニエラ・モンテイロ・ドデアンは次のようにコメントしている。
「まず初めに、カデット時代から今に至るまでバタフライが私にしてくれたこと全てに感謝したいと思います。
今日、バタフライは私の第二の夢の一部を担ってくれています。
このプロジェクトは何年も前から考えていたのですが、母を亡くしたことと、パンデミックの後、全てが遅れてしまいました。
このアカデミーは私の故郷にあり、今は私の住むアラド市にあるスポーツ大学と提携していますが、将来の夢は自分たちのホールを持つことです。
今のところ、予算はありませんが、自分たちのお金でたくさん投資していますし、市からの援助もあります。
今は、スポンサーを探して、より良い環境を整えようとしているところです。
私の街の人々は、このプロジェクトを支持してくれていますし、美しいホールや素材に感動してくれています。
私はとても前向きで、物事が正しい方向に進むことをポジティブに考えています」
ダニエラ・モンテイロ・ドデアンはルーマニア代表として世界卓球は2006年から2019年まで合計13大会に出場、オリンピックは2008年北京から4大会連続出場の実績を持つ。カデット、ジュニア時代にはヨーロッパチャンピオンに輝き「アラドの虎」と呼ばれていた。
アラドに開設されたダニエラ・ドデアンアカデミーでは、第二のドデアン、あるいはそれ以上の選手を育てるべく、主として子どもたちを対象とした選手育成を行っていく。なお、ダニエラ・モンテイロ・ドデアンは自身の選手としての活動も継続する。
