卓球日本代表の女子監督などを務めた近藤欽司さんが逝去された。82歳だった。
(写真は世界卓球2008広州大会の表彰式にて)
近藤さんは選手として名古屋電気工業高校(現・愛工大名電高)で全国優勝を経験。
指導者として白鵬女子高校(旧京浜女子商業高校)を率いてインターハイの女子学校対抗で優勝8回を飾るなど、高校女子卓球界の第一線で活躍された。
その実績から日本代表の女子監督を務め、世界卓球では2001年大阪大会と2008年広州大会の女子団体で銅メダルを獲得。また、オリンピックでも2000年シドニー大会と2008年北京大会で指揮を執った。
そのほか、実業団のサンリツやJOCエリートアカデミー(女子)の監督などを歴任し、長らく女子卓球界の中心的指導者として名をはせた。
また、2023年から一般社団法人神奈川県卓球協会の会長に就任し、2024年に創立100周年を迎えた同協会の記念事業を推進するとともに、「強い卓球神奈川」の復活に向けて奔走されていた。
指導現場を一歩離れると駄じゃれで場を和ます明るい人柄で、義理と人情を大切にし、周りから"近藤先生"と呼ばれて慕われた。故人のご冥福をお祈りします。
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