ドイツ・ブンデスリーガは3月23~24日に5試合が行われた。丹羽孝希(明治大)が所属するフリッケンハオゼンはミュールハオゼンと対戦。3対0で勝利を収めた。この結果、フリッケンハオゼンは4位以上を確定し、プレーオフ進出を決めた。
丹羽はこの試合に2番で登場。バージス(ラトビア)に第2ゲームを奪われたものの3対1で勝利し、チームの主力としての役割を果たした。この勝利により、通算成績を19勝4敗とした。
吉田雅己(愛知工業大)が所属するグレンツァオは首位のマーベルツェルと対戦し、1番でガシナ(クロアチア)がフィルス(ドイツ)に3対0で勝利。2番は敗れたものの、3番で登場した吉田がフロリッツ(ドイツ)にゲームオールの末、勝利すると、4番で再びガシナがストレート勝ち。今期、未だ1敗のチームを3対1で破る金星を挙げ、プレーオフ進出に向けて望みをつないだ。
ハーゲンの吉村真晴(愛知工業大)はプリューダーハオゼン戦に1番と4番で出場。1番でケーン(オランダ)に3対2で勝利すると、4番でも金廷勲(韓国)に3対0で勝利し、2得点を挙げる活躍を見せた。チームも3対2で勝利を収めた。吉村の通算成績は11勝12敗となった。
5位のザールブリュッケンはオクセンハオゼンと対戦。シュテーガー(ドイツ)、アポロニア(ポルトガル)、トキッチ(スロベニア)それぞれが得点を挙げ3対0で勝利を収めた。
4位のブレーメンは2位のデュッセルドルフと対戦。1番で荘智淵(中華台北)がアチャンタ(インド)との最終ゲームまでもつれた熱戦を制すると、2番のクリシャン(ルーマニア)もバウム(ドイツ)に3対1で勝利。この勢いのまま勝利するかと思われたが、3番以降は荘智淵がバウムに重要な局面でゲームを落として1対3で敗れるなど、2対3で逆転負けを喫した。
この結果、後半戦好調を維持しているザールブリュッケンが4位に浮上。リーグ戦1試合を残して4位ザールブリュッケン、5位ブレーメン、6位グレンツァオがプレーオフの1枠を争う形になった。
4月6日の対戦では、ザールブリュッケンがデュッセルドルフ、ブレーメンがフリッケンハオゼン、グレンツァオがオクセンハオゼンと相対する。プレーオフ進出の最後のいすをかけた戦いは熱戦必至であり、最後の1本まで見逃せない展開となるだろう。
【ドイツ・ブンデスリーガ順位表】
1位 | マーベルツェル | 15勝2敗 |
2位 | デュッセルドルフ | 13勝4敗 |
3位 | フリッケンハオゼン | 11勝6敗 |
4位 | ザールブリュッケン | 10勝7敗 |
5位 | ブレーメン | 9勝8敗 |
6位 | グレンツァオ | 9勝8敗 |
7位 | オクセンハオゼン | 7勝10敗 |
8位 | ハーゲン | 6勝11敗 |
9位 | ミュールハオゼン | 3勝14敗 |
10位 | プリューダーハオゼン | 2勝15敗 |
☆2014.03.23
ポストSVプリューダーハオゼン 0−3 TTCマテク・フリッケンハオゼン
ヒールシャー -7,-4,9,-3 ワン・ヤン○
バージス -5,5,-7-6 丹羽○
ヴォジツキー -1,-5,-3 メンゲル○
ヒールシャー − 丹羽
バージス − ワン・ヤン
TTCハーゲン 3−2 SVプリューダーハオゼン
○吉村 10,6,-8,-9,7 ケーン
イオネスク -11,8,-13,5,-7金廷勲○
グロス -9,13,-4,6,-5 白凰田○
○吉村 4,8,6金廷勲
○イオネスク 4,10,8 ケーン
TTCツークブリュッケ・グレンツァオ 3−1 TTCRSフルダ・マーベルツェル
○ガシナ 3,9,5 フィルス
パヴェルカ -7,-4,-8 王熹○
○吉田 7,7,-9,-7,4 フロリッツ
○ガシナ 8,4,6 王熹
パヴェルカ − フィルス
FCザールブリュッケンTT 3−0 TTFリープヘル・オクセンハオゼン
○シュテーガー 5,9,9 スカチコフ
○トキッチ 5,5,8 ゴズィー
○アポロニア 7,-3,-6,8,3 ピッチフォード
シュテーガー − ゴズィー
トキッチ − スカチコフ
☆2014.03.24
SVヴェルダー・ブレーメン 2−3 ボルシア・デュッセルドルフ
○荘智淵 -6,-5,6,4,6 アチャンタ
○クリシャン 11,-4,9,9 バウム
チオティ -9,6,-7,-8 ズュース○
荘智淵 9,-7,-11,-5 バウム○
クリシャン 7,-9,7,-9,-6 アチャンタ○
今シーズンよりブンデスリーガの全試合の動画が下記サイトで閲覧できる(最新のものから表示されているが、Verein=チーム、Spieler=選手名からも動画を選択できる)。
なお、"TTBL SELECTED"(青いタイトル画面の動画)はラリーのみを抜粋し、1試合5分前後に編集されているダイジェスト版だ。日本の3選手のみならず、ボル、荘智淵、マテネらトップ選手のプレーを見て、「世界のトッププレーの今」を体感してみよう!
http://tv.ttbl.de/ttbl-grosser-traum
ドイツ・ブンデスリーガ公式サイト(ドイツ語):http://www.ttbl.de/startseite
ブンデスリーガ2013-14チーム・選手紹介(PDF・日本語)
ブンデスリーガ2013-14試合日程(PDF・日本語)