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全日本ホープス・カブ・バンビの部 ~神戸で開催~

 7月24~26日、平成21年度全日本選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)が、グリーンアリーナ神戸で開催され、各地の予選を勝ち抜いた選手たちによる熱い戦いが繰り広げられた。

ホープス:三部と浜本が優勝 どちらも初優勝

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三部はバランスのいい両ハンドで優勝
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浜本は粘り強いプレーで優勝

 ホープスは小学5、6年生のカテゴリー。体の大きな選手もいて、本格派のプレーをする選手も多い。男子は三部航平(山形・鳳凰卓翔会)、女子は浜本由惟(東京・すみよしクラブ)がそれぞれ初優勝を飾った。
 男子の三部はバランスのいい両ハンドプレーで、硴塚(熊本・城山ひのくにジュニア)、高取(島根・稗原クラブ)という強豪に競り勝ち、決勝で及川(宮城・仙台ジュニア)の猛攻に苦しんだが、最後まで落ち着いたプレーを貫いて勝利を手にした。
 女子の浜本は、長身からのフォアドライブを武器に準決勝で平(埼玉・Shochi Jr)との大激戦を制すると、決勝で佐藤(北海道・南茅部少年団)のカットを粘り強いプレーで破り、優勝。バンビの部の優勝に続いて、2つ目の全国タイトルを手にした。



カブ:木造と平野が優勝 男女ともハイレベルな戦い

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木造はセンスあふれるプレーで優勝
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平野が加藤に昨年のリベンジを果たした

 カブは小学3、4年生のカテゴリー。この年代のトップクラスは男女とも非常にレベルが高く、将来性のある選手が多い。そんな中、男子は木造勇人(愛知・美崎クラブ)、女子は平野美宇(山梨・ミキハウスJSC山梨)がそれぞれ初優勝した。
 男子の木造は、ボールセンスにあふれる好選手。サービスとブロックのうまさ、豪快なフォアドライブと魅力のあるプレーをする。決勝の同門対決は激しいラリーの応酬になり、会場を沸かせた。惜しくも敗れたが2位の高見(岐阜・美崎クラブ岐阜)もレベルの高い両ハンドプレーを見せた。
 女子の決勝は昨年と同じ対戦となり、昨年は涙を呑んだ平野が加藤(東京・美鷹クラブ)をゲームオールで下し、カブの部で初優勝を飾った。カブ女子では、この2人に加えて、伊藤(静岡・豊田町卓球スポ少)や三村(兵庫・三村TTC)、木村(岡山・T.Cマルカワ)など楽しみな選手が多い。



バンビ:宇田と桑原が優勝 堂々たるプレーを見せる

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サウスポーの宇田が打ち合いを制し優勝
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桑原は安定感のあるプレーで優勝

 バンビは小学2年生以下のカテゴリー。小さな選手用に通常よりも10センチ低い卓球台で行われる。男子はサウスポーでしっかりとしたスイングをする宇田幸矢(東京・Meiji C.S.C.)、女子も同じくサウスポーで基本のしっかりした桑原穂実(静岡・豊田町卓球スポ少)が、それぞれ初優勝した。
 男子の宇田は、サービスがうまく、両ハンドともしっかりとしたスイングができ、決勝で戸上(三重・松生T.T.C)との打ち合いを制して優勝した。
 女子の桑原は、凡ミスの少ないていねいなプレーが特長。決勝トーナメントに入ってから落としたゲームは決勝の1ゲームだけという成績を見ても、その安定感がうかがえる。



今大会の模様は・・・ ~卓球レポート9月号に掲載~

 今大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

 なお、今大会の模様は 9月号(8/20発売予定)に掲載予定。
 現地取材班:中川学(卓球レポート編集部)

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